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soRaの部屋


[44] 赤い反射
詩人:soRa [投票][編集]

君の涙はきらきらしていて赤くて悲しかった

それでもきっと明日を待ち望んで
何も変わらないまま静かに瞬間を向かえた

小さな電熱器は窓を曇らせるほどの力もなくて
ただ赤く綺麗だった

空気が微かに振動していて
僕の心をゆっくり揺らして
君の涙もゆっくり揺らした

こんなふうな時間はいつまでつづくのかな
こんなふうに君を思うのが続くといいのにな





2004/02/02 (Mon)

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