詩人:アジス | [投票][編集] |
幾度となく季節が巡り
ふと懐かしむ
あの頃の仲間は
今なにをしているかな
みんな
まだ俺のことを
覚えているかな
あの頃は
みんなの笑顔に包まれていた
共に支えあい
頼りあい
笑いあった
懐かしい想い出
いつかきっと
また出会えるよね
また出会えたら
また笑おうね
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どんなに時が過ぎても
君が君でいるのなら
僕は想い続ける
あのとき
初めて君に抱いた想い
君だけに抱いた想いは
今も変わらない
君がいてくれてよかった
おかげで僕は
やっと想い続けることができるから
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いつか聴かせてあげる
僕の作った唄を
あれから季節が巡り
僕の唄は作れた
だけど
もう聴かせてあげることは
できなかった
僕の唄は
永遠に不完成のままである
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静かに流れる
永遠の時間
僕がこの世界からいなくなろうとも
時が止まることはない
止まるのは
僕の時
ただ1つだけ
永遠に流れることのない
時間
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夢をみた
もういるはずのない君が
僕に微笑んでくれた
君の笑顔は
どこか寂しそうだった...
君と交わした約束
君と夢見た未来
そんな希望も
すべてなくしてしまった...
あの日から
僕の時は止まったままだ
もう決して動き出すことはない
そう思っていた
だけど
君は寂しそうな笑顔で
僕に語りかけてきた
『ありがとう...』
君の言葉が
僕に時をくれた...
そっか...
君は幸せだったんだ
よかった...
僕も安心できたよ...
僕は君を忘れない
そしてまた
時は流れる
君が夢で呟いた
『ありがとう』の意味を
僕は探し続ける...
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涙が流れなかった
君が死んだ事実を聞かされても
信じられない自分がいたから
君がまだ
この世界にいる気がして...
だけど
振り向いても
あの頃見た笑顔は
もう僕の瞳には映らない
いつもの自転車
だけど
僕のこぐペダルは
いつもより軽かった...
君はもう
僕のそばにはいないんだね...
ごめんね
君がいないってことを
信じたくなかったんだ...
だけど
だめだよね
小さな墓石の前で
一人佇む僕
手を合わせ
呟く
『ありがとう...』
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こわかった
君がいないことを認めることが...
認めてしまうと
いつか君のことを
忘れてしまう気がしたから...
だから僕は
今も君がいると信じてる
いや違う
信じたいんだ...
振り向くと
変わらない君の笑顔が
あると信じたい...
だけど
何度振り向いても
そこに君の笑顔は...
君はもう
いないのに
わかっているのに
僕は認められない...
ごめんね
まだ僕は
君のそばにいたいんだ...
君とまた
笑いたいんだ...
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あの日から3年
同じ道を歩んだ仲間たちとの別れの日
僕は君に告げた
あのとき
小さく呟いた言葉
もしも
ちゃんと言えていたら
未来は変わっていたのかな...
残ったものは
小さな後悔と
儚い想い出
もしもまた
君に出会えたら
伝えよう...
足元には
春を知らせる
わすれな草が咲いていた...