詩人:アジス | [投票][編集] |
午後7時
時計台の下で
僕は一人待ち惚け
流れる月日は
あまりにも早く
儚い想い出も
遠い彼方へと消えゆく…
だけど今このときだけは
確かに存在している
過ぎ去った過去も
限りなく広がる未来も
今この瞬間が世界のすべてなんだ
雪が降り頻る夜
僕はただ君だけを待つために
今ここにいる
遠くで手を振る君の姿
それが僕がここにいる証
君の吐息が
僕の手に温もりを与えてくれた
この温もりが
今という名の幸せを教えてくれるんだ…
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ホームに鳴り響く笛の音が
僕たちの別れを告げた
電車のドアが閉まり
君は少し寂しげに僕を見ていた
そんな君に
僕は小さなVサイン
いつも君と別れるとき
僕は必ずVサインをした
君と僕だけの合図
君は微笑みながら
僕にVサイン
電車が去ったホームは
ただ静かだった
見上げた夜空には
小さな光が輝いていた
Vサインに込められた意味
それは僕と君だけにしかわからない
季節が巡り
ホームのベンチに座っている僕がいた
あの日と変わらない夜空
ホームに鳴り響く笛の音
僕の名前を呼ぶ声が
静かなホームに響きわたった
駆け寄る君に
僕は小さなVサインをした
Vサインに込められた意味
それは約束
またいつか会おうという
約束の印だったんだ…
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あの日思い描いた未来も
今では懐かしい想い出
叶うことのない夢
触れることのない温もり
聞こえなくなった君の声
僕はすべてを失った
僕は一人ぼっちになった…
僕は君の一番になれたかな…
君の願いを叶えてあげられたかな…
いつか来る別れから
僕は逃げていた
泣かないって決めたのに
恥ずかしいほど
僕は一人泣き出した
夜空に輝く一番星
その星は
いったい誰の願いを叶えるのだろうか…
僕の願いは
もうあの星には届かないのだろうか…
いきなり降りだした雨が
僕の涙を隠してくれた
世界が泣いた
夜だった…
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時計の音が
鳴り響く
心臓の音が
体を伝う
なんでだろぅ
この世界に僕しかいないみたい
眠ろう
そして願おう
夢の中で
君に会いに行くよ
頬を伝う涙が
温かかった…
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コポコポ
コポコポ
コーヒーの香りが
部屋の中に漂う…
来る日も来る日も
ペンを持ち続けている日々
投げ出したい気持ちは
幾度となく訪れた
辛くないと言えば
うそになるだろう
何のために僕は頑張るのだろう
僕はまたペンを持ち
コーヒーを一口飲んだ
コーヒーの味は
少し苦かった…
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いつもの仲間と
コタツを囲み
なんでもない話で盛り上がる
ポカポカ
ポカポカ
暖かいのは
コタツの温もりかな
暖かいのは
お前らがいるからかな
まぁ
どっちでもいっか