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アジスの部屋  〜 新着順表示 〜


[44] 独夜
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時計の音が
鳴り響く
 
心臓の音が
体を伝う
 
なんでだろぅ
この世界に僕しかいないみたい
 
眠ろう
そして願おう
 
夢の中で
君に会いに行くよ
 
 
 
頬を伝う涙が
温かかった…

2006/12/03 (Sun)

[43] 一番星
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あの日思い描いた未来も
今では懐かしい想い出
 
叶うことのない夢
触れることのない温もり
聞こえなくなった君の声
 
僕はすべてを失った
 
僕は一人ぼっちになった…
 
 
 
僕は君の一番になれたかな…
 
君の願いを叶えてあげられたかな…
 
 
 
いつか来る別れから
僕は逃げていた
 
泣かないって決めたのに
恥ずかしいほど
僕は一人泣き出した
 
 
 
夜空に輝く一番星
その星は
いったい誰の願いを叶えるのだろうか…
 
僕の願いは
もうあの星には届かないのだろうか…
 
 
 
いきなり降りだした雨が
僕の涙を隠してくれた
 
世界が泣いた
夜だった…

2006/12/02 (Sat)

[42] シグナル
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ホームに鳴り響く笛の音が
僕たちの別れを告げた
 
電車のドアが閉まり
君は少し寂しげに僕を見ていた
 
そんな君に
僕は小さなVサイン
 
いつも君と別れるとき
僕は必ずVサインをした
 
君と僕だけの合図
 
君は微笑みながら
僕にVサイン
 
電車が去ったホームは
ただ静かだった
 
見上げた夜空には
小さな光が輝いていた
 
Vサインに込められた意味
それは僕と君だけにしかわからない
 
 
 
季節が巡り
ホームのベンチに座っている僕がいた
 
あの日と変わらない夜空
 
ホームに鳴り響く笛の音
 
僕の名前を呼ぶ声が
静かなホームに響きわたった
 
駆け寄る君に
僕は小さなVサインをした
 
Vサインに込められた意味
それは約束
またいつか会おうという
約束の印だったんだ…

2006/12/01 (Fri)

[41] 今という名の…
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午後7時
時計台の下で
僕は一人待ち惚け
 
流れる月日は
あまりにも早く
儚い想い出も
遠い彼方へと消えゆく…
 
だけど今このときだけは
確かに存在している
 
過ぎ去った過去も
限りなく広がる未来も
今この瞬間が世界のすべてなんだ
 
雪が降り頻る夜
僕はただ君だけを待つために
今ここにいる
 
遠くで手を振る君の姿
それが僕がここにいる証
 
君の吐息が
僕の手に温もりを与えてくれた
 
この温もりが
今という名の幸せを教えてくれるんだ…

2006/12/01 (Fri)

[40] 雪静樹
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雪が舞い散る夜
白い吐息が
僕の手を暖めてくれる
 
一人ぼっちの僕を
樹が隠してくれる
 
静かな夜
まるで僕しかいないような
静寂な世界
 
あの日も
確かこんな夜だった
 
遠い…昔の話だ
 
ただ1つ
あの日と違うのは
 
僕の隣に
君がいないということ…

2006/11/27 (Mon)

[39] 希望の光
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信じることが嫌だった
 
なにもかも嘘ならばいいと思っていた
 
あの日のできごとも
すべて偽りの記憶ならばよかった…
 
告げられた言葉も
僕には聞こえなかった
 
いや
聞かなかった
 
現実を拒みたかった…
 
君の死を
信じる勇気がなかった…
 
現実から逃げた
 
永遠とも思えた時を
僕は独り孤独に生きた
 
もうこの世界に関わりたくなかった
 
偽りの世界を
望んだ…
 
時の間に
光を見た
 
失ったはずの
希望を見つけた
 
いつかまた
逃げ出したくなる日が来るかもしれない
 
だけど今は
信じたい
 
この温もりを
信じたい
 
最後にもう一度
この世界を信じてみよう
 
今はただ
素直に君だけを見ていたい…
 
 
 

2006/11/14 (Tue)

[38] 星への願い
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一人君を待ち続けた夜
 
夜空に流れる星を見た
 
きっと君は来ない
 
そう思っていたけど
 
僕は待ち続けた
 
1パーセントでも希望があるなら
 
僕は願い続ける
 
一人待ちこがれた長い夜
 
流れる星を見つけたとき
 
僕は後ろからそっと抱きしめられた…

2006/11/05 (Sun)

[37] アルツハイマー
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一秒の記憶
 
失われていく過去
 
わかるものは
ほんの5分間の過去
 
名前も
感情も
持つことを許されぬ
 
過去を
失い
生きてゆく
 
見えない呪縛に
縛られた己
 
世界は
闇の中…
 
 
 

2006/10/30 (Mon)

[36] ぽかぽか
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久々に君に会えたけど
 
君はぐっすり眠っちゃった
 
お疲れ様
 
また今度会ったときは
 
たくさん話そうね

2006/10/29 (Sun)

[35] 
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そっと呟いた
言の葉
 
君に届いて欲しくて
空を見上げた
 
君があの空の向こうにいるから
僕は空へ語りかける
 
届くかな
僕の声
 
君に願いながら
僕は呟く
 
もしも
この声が届いていたら
夢で出会おう
 
君が来るまで
僕は一人待ち続ける
だから
いつかまた出会おうね…

2006/10/22 (Sun)
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