詩人:アジス | [投票][編集] |
僕は今もなお
さ迷い続けている
モノクロの世界に…
あの日
僕は光を失った
すべてが
色褪せて見えた…
君の声が
懐かしい…
目を閉じると
君の声が蘇る…
涙を溢さないように
空を見上げる僕
澄んだ青い空も
今は灰色に染められている…
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僕の心は
今はただ淋しく
輝き放っている
だからお願い
この偽りの心を
思いきり汚して…
君のすべてで
僕の心を
君の色で染めあげて…
真っ白な心は
見た目は綺麗だけど
中はからっぽな証
だから
君でいっぱいにして…
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机の引き出しの隅に
ひっそりと置かれた
懐かしい携帯
何気なく充電をしながら
携帯を開く僕
あの頃よく聴いた
懐かしきメロディ
ふとメールを見てみると
そこに記された名前は
みんな同じだった…
その中の1つを開くと
そこには君と僕との懐かしい想い出が詰まっていた…
ときには夜遅くまでメールをし合い
寝坊したこともあったっけ…
君に告白するとき
メールを打つ僕の手が
ちょっとだけ震えていたっけ…
君から届くメールが待ち遠しくて
いつの間にか寝ちゃったこともあったっけ…
懐かしい想い出が詰まった携帯
初めはとても懐かしく思えた
だけどいつしか
僕の瞳には涙が浮かんでいた
今もはっきり覚えている
君のアドレス
だけど今はもう
見掛けなくなっちゃったよね……
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消えない罪に
何を背負う?
罪を背負い
なにを得る?
後悔
憎しみ
憎悪
だが
罪を背負っても
なにも得ることはできない
ただ失い続けるだけだ
ならばどうすればいい?
明日を見ろ
明日を目指せ
そして
生きろ
生きること
それが唯一あなたができる
恩返しだ
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ガタンゴトン
ガタンゴトン
電車に揺られながら
僕はまた一眠り
ゆらり揺られ
時を忘れ
夢のなかへと誘われる…
ふと肩を叩かれ
振り向くと
君の指が僕の頬に触れた
ちょっとしたイタズラに
君は嬉しそうに笑った
そんな君が
愛しくて
僕も自然と笑っていた
電車の中に響き渡るアナウンスに
僕は目を覚ました
人気の少ない電車に
揺られる僕
隣には友達が眠っていた
僕は君を思い出した
幸せだった
あの頃のことを…
電車は僕を乗せ
走り続ける
ガタンゴトン
ガタンゴトン
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あの頃の想い出
それは今も残っている
過去と今とを繋ぐ
僕の記憶
だけど
本当に正しいのだろうか
君は最後に願った
忘れてくれ…と
絶望と悲痛の最中
僕には決める権利がなかった
忘れられるわけがなかった
僕が唯一愛した君を
忘れられるわけがなかった
だが
本当にこれでいいのだろうか…
君の最後の願い
それを叶えてあげることが
僕が君にできる
最後の恩返しなんじゃ…
静寂が僕を包む
奏でる音色は
時計の音だけ…
忘れよう
それが君の願いならば
僕が叶えてあげる
ただそれだけだ
だから
最後にわがまま
僕はもう
誰も好きにならない
僕が愛するのは
君だけだから…
僕が愛したのは
君だけだったから…
部屋の片隅に置かれた
小さなオルゴール
ゼンマイを巻いても
音色が響きわたることはなかった…
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人はみんな
生きてきた意味を探している
きっとどこかにある
答えを探している
それは誰のためでもない
自分のためなんだ
幾度となく傷ついても
進み続けた
そう
僕たちは生きている
すべてを見つけるために
すべてを知るために
そして
生きる意味を探し続けるために…
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この世界に
奇跡があるのなら
僕の願いを叶えて…
この星空に
流れ星を映してほしい
一瞬でもいい
今すぐ映してほしいんだ…
もうすぐ別れの時になる
その前に
僕と彼女に
流れ星を見せて…
夜空に輝く星々
そっと見上げた夜空に
流れる星を1つ見つけた
僕がそっと抱き寄せると
彼女は微笑みながら
静かに目を閉じた…
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眠れない夜は
唄を奏でよう
この星空に
響き渡るように
月が照らす世界
そこに開かれる
貴方だけのコンサート
今日のお客は
散りばめられた星々と
貴方の愛しき人だよ...
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見上げた夜空に
この身を委ねよう
この想いを委ねよう
この夜空に
俺のすべてを捧げる
すべてを犠牲にする
だから
小さな光の
奇跡の光を
この夜空に映してくれ
流れる星となって
この夜空に映してくれ...