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アジスの部屋


[62] 旅立ち
詩人:アジス [投票][得票][編集]

一冊のノート
めくれば想い出
閉じれば涙
 
 
 
過去と今とを繋ぐ
唯一の記録
 
 
 
初めて話した
初めてメールした
初めてデートした
初めて触れた
初めてキスした
 
 
 
声も
笑顔も
温もりも
ノートには残らない
 
 
 
だけど
生きた証が
そこには在った
 
 
 
学校の屋上
おいしいと言ったとき
満面の笑顔を見せてくれた
 
街角の洋服屋
ウィンドウ越しに君が
あれ欲しいと言い
僕が困った顔したら
嘘だよって
君にいじわるされた
 
 
 
君は今
何をしているかな
 
僕はね
空を見てるよ
 
 
 
もしかしたら
君が見えるかもって
思ってるから
 
それとね
不思議なんだ
 
空を見てたら
涙は流れないんだよ
 
不思議だよね
もしかしたら
君が僕にくれた
魔法なのかもね
 
 
 
君は今
何をしているかな
 
僕はね
空を見てるよ
 
 
 
届くことのない
あの空を

2007/01/16 (Tue)

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