詩人:安曇 | [投票][編集] |
空が青一色の爽やかな日
私は一人電車に乗っていた
頭の隅にくっついたあの日の言葉、貴方の顔
こんな爽やかな日くらい、空を見ていよう
心が爽やかになるくらい
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私の何を知っているの?
私らしくない、なんて偉そうに
私なら許してくれる?
見えないものを決めつけないで
見ようとしてもいないのに、勝手に思い込まないで
私の何を知ってるの?
私のどこをみていたの?
人は勝手に決めつける、
私も、決めつけている?
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薄い眠りの中、どこかで寝息がきこえる
重いまぶたを動かすと、横に貴方の寝顔があった
暗闇が怖かった夜が、柔らかくなったのは
いつからだっけ?
重いまぶたをまた閉じて
寝息のリズムにのりながら
眠りに戻っていく
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心の中を見せられるなら
大きくひらいて見せてる
見えないものを、信じて!と
無責任に言えないけれど
素直に貴方を愛している事に嘘はないのに
それをどう伝えればいいの?
涙を流せず、ひとり固まって貴方を見るだけのわたしの横を
楽しそうな人達が通り過ぎていく
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何も無いところでつまづく私に
貴方はいつも笑って手を差し出してくれた
久しぶりに転んだ帰り道
振り返っても貴方はいない
風のようにいなくなった貴方は、風のように気まぐれに私の頭に現れる
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まわりまわってここにいる
まわりまわっていまにいる
貴方に会えた私は
あの日を通り過ぎた私
傷だらけになって
傷がいえて
見えなくなって、胸を張る
たくさん泣いた、泣けないほど辛い日もあった
過去があって今があって
まわりまわった私を
まわりまわった貴方が
みつけて、好きだと言った
いまだから、あえたから
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同じリズムで走る学生たち
同じ色のユニフォームをきて
えいおえいおー
前を走っていく
信号が青になり、私はアクセルを踏む
前にいた学生たちに近づいて
遠くなって行く
えいえいおー
小さくなる学生たちは
遠く遠くなっても
同じリズムで走っていた