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安曇の部屋  〜 投稿順表示 〜


[468] 爽やかな日くらい
詩人:安曇 [投票][編集]

空が青一色の爽やかな日

私は一人電車に乗っていた

頭の隅にくっついたあの日の言葉、貴方の顔

こんな爽やかな日くらい、空を見ていよう

心が爽やかになるくらい

2016/12/24 (Sat)

[469] 薄い壁のなかに
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私の何を知っているの?


私らしくない、なんて偉そうに

私なら許してくれる?


見えないものを決めつけないで

見ようとしてもいないのに、勝手に思い込まないで


私の何を知ってるの?

私のどこをみていたの?


人は勝手に決めつける、

私も、決めつけている?

2016/12/24 (Sat)

[470] 薄い眠り
詩人:安曇 [投票][編集]

薄い眠りの中、どこかで寝息がきこえる

重いまぶたを動かすと、横に貴方の寝顔があった

暗闇が怖かった夜が、柔らかくなったのは

いつからだっけ?

重いまぶたをまた閉じて

寝息のリズムにのりながら

眠りに戻っていく

2016/12/25 (Sun)

[471] みえないもの
詩人:安曇 [投票][編集]

心の中を見せられるなら

大きくひらいて見せてる

見えないものを、信じて!と

無責任に言えないけれど

素直に貴方を愛している事に嘘はないのに

それをどう伝えればいいの?


涙を流せず、ひとり固まって貴方を見るだけのわたしの横を

楽しそうな人達が通り過ぎていく



2016/12/25 (Sun)

[472] 残像
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何も無いところでつまづく私に

貴方はいつも笑って手を差し出してくれた


久しぶりに転んだ帰り道

振り返っても貴方はいない

風のようにいなくなった貴方は、風のように気まぐれに私の頭に現れる

2016/12/25 (Sun)

[473] クリスマスの俳句
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そわそわと
白き息はき
君を待つ


2016/12/26 (Mon)

[474] 夜の中
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薄い薄い夜のなか

眠りにつけずにひとりいる

苦しい夜ではないけれど

取り残されたら子供のように

心が少し寒かった


2016/12/28 (Wed)

[475] 巡る
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まわりまわってここにいる

まわりまわっていまにいる


貴方に会えた私は

あの日を通り過ぎた私


傷だらけになって

傷がいえて

見えなくなって、胸を張る


たくさん泣いた、泣けないほど辛い日もあった


過去があって今があって



まわりまわった私を

まわりまわった貴方が

みつけて、好きだと言った


いまだから、あえたから




2017/01/05 (Thu)

[476] 当たり前
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当たり前だと思っていた

この当たり前が、どんなに大切で

どんなに幸せなことか

心底わかるときが

こんなに苦しいなんて

わかりたくなかった。

2017/01/09 (Mon)

[477] 運転中に
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同じリズムで走る学生たち

同じ色のユニフォームをきて

えいおえいおー

前を走っていく


信号が青になり、私はアクセルを踏む

前にいた学生たちに近づいて

遠くなって行く


えいえいおー

小さくなる学生たちは

遠く遠くなっても

同じリズムで走っていた


2017/01/11 (Wed)
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