| 詩人:安曇 | [投票][編集] |
―大丈夫。
不思議だね
貴方が言えば
本当に大丈夫だと思えるんだ
心がささくれ痛いとき
私は貴方を想います
貴方を想うだけで
優しい気持ちになれるから
貴方と出会ってから
温かい気持ちを知りました
不思議だね
あんなに淋しかったのに
貴方を見つけたらほっとしたんだ
些細なことに幸せを感じて
些細なことで切なさを感じる
言葉に出来ない感情達
貴方と出会ってから
不思議なことが増えました
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言い訳
で
僕
は
自分
を
守ってた
今でも
弱い自分
の
上に
言い訳
で
蓋をする
そんな
僕
を
君
だけは
気付いてた
だから
思いっきり
泣いて
くれたんだ
僕
の
涙
を
君
の
涙
と
一緒に
僕の中の弱虫も
君は抱き締めてくれました
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どうすればいいんですか?
自問自答は終わらない
どこに行けば楽になれるの?
なんて思う自分を責めて
何処にいても
何をしても
笑っていても
泣いていても
私は私 貴方は貴方
何も変わらない
でも、でも
どうすればいいのですか?
言葉だけが頭を回る
忘れたいことばかり
忘れるのに時間がかかり
忘れたくないことが
先に消えてく
何を力に過ごしていたのか
終わった今では何だかわからず
何をしたくて
頑張っていたのか
何が辛くて
泣きだしていたのか
どんなにどんなに後悔しても
今は、今で
もう
過ぎてしまった
戻るなんて出来ないから
みんな昔に戻りたがる
そう、私も
| 詩人:安曇 | [投票][編集] |
明るい夜が
広がる街
優しさと悲しみが
渦を巻き
淋しさを埋めるため
他人の温度に身を寄せる
夜を照らす
ネオン街
僕を癒す
お酒にお風呂
ただ
温まりたい
自分を傷つける
小さい嘘の山
暗やみが
寒すぎて
また
淋しさに襲われる
まるで
水槽の中に入ってしまったよう
ぐるぐる
繰り返す
繰り返す
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さわがしい車内が
孤独を運ぶ
乾いた笑いが悲しくて
一人静かに空を見る
僕の心とは裏腹に
空は厭味なほどに青々しい
一定のリズムで電車は進み
一定のリズムに身をゆだねる
貴方の手
私を幸せにする――魔法の手
ねえ、貴方の声を忘れる前に
もう一度名前を呼んで
ねえ、貴方の笑顔を忘れる前に
もう一度笑ってみせて
騒がしい車内
貴方がいない電車は孤独しか感じない
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心愛しく貴方を想い
心苦しく貴方を想う
風が強く
体温奪われ
風が強く
切なく沈む
ずれた愛情
己が傷つき
ずれた愛情
貴方に届かず
雨の匂い
貴方を感じ
雨の匂い
心が動く
心愛しく歩いた道も
心苦しく歩いた道も
いつも心に
貴方が居座る
流れては消える
バックミラーに映し出されし景色たち
妙に僕と重なった
心愛しく想うとき
心苦しく想うとき
貴方が僕を支配するとき
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涙に濡れた
切なき
恋
誰にも
話せぬ
愛
静かに思い出すのは
こんな
雨の日
「いつか」になった
あの
想い
心の奥に
閉じ
込めて
こんな雨の日には
そっと
心の奥から取り出すの
お風呂の
温さが
妙に切なく感じる
あなたの
温度に
似ているから
霧雨
体に
張りついて
静かに
体温
奪う
どんなに
嘘を
重ねても
痛むの
は
僕一人
雨の唄
雨の涙
雨の切なさを
知りました。
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「ありがと」
何だか
口に出すのが恥ずかしい
でも、僕の気持ち
たった一言だけれど
伝わる?
あなたの温度に癒されて
あなたの声に安心し
あなたの仕草に動かされ
あなたの存在が僕に愛しさをくれる
多くを語るのは
僕にはちょっと難しい
だから
一番優しい言葉を
「ありがと」