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安曇の部屋


[102] 湯気の中
詩人:安曇 [投票][編集]

熱いお湯が、君は好きだったな
熱いお湯につかりながら
ふと思いだしだよ

体中真っ赤にして
タコみたいって笑ったね


何をしても君の影がちらついて

どこにいても君に話し掛けてる僕がいる


笑ったりね

切なくなったりね

もやもやしたりね

―結構忙しい。


人を想うことが
こんなにも僕の心を忙しくさせるなんてね


少し温くなったお湯
赤くなった手、ふやけた指先

湯気の中、頭がぼーっとしながらも
また君を想っていた

2005/09/15 (Thu)

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