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安曇の部屋


[152] 砂糖の風
詩人:安曇 [投票][編集]

風と共に
キラキラ輝き優しく揺れて

砂糖の風は
甘い時間を教えてくれる


2週間ぶりの君の横顔を

ちらちら見るしかできないのはね


にやついたり

赤くなったり

我慢できるか自信がないから


だって
逢いたかったんだよ

すごくすごーく
待ち遠しかったんだよ


ねぇ、この髪型気付いてる?
君が好きなおだんご頭

ねぇ、なにか言ってよ

一言でいいのにな。


気が付いたら砂糖の風は消えていて


手つなぎたいな
その手袋とって欲しい


ねぇ、そんなに早く歩かないで

嬉しいの私だけみたいで
悲しくなるよ


きっと、砂糖の風も君には見えてないよ
私だけが甘いから


少しスネた私は
わざとゆっくり歩いた

ますます君との距離は離れていくばかり


もう、いいもん。


君がスネた私に気が付いてバカだな。
って笑いながら手を握る


ああ、悔しいな
今ね砂糖の風が見えたの

2005/11/22 (Tue)

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