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安曇の部屋


[162] 最後はそっと、泣かせておいて
詩人:安曇 [投票][編集]

本当は嫌だった。


でも、ここで泣いても


貴方が困るだけだから


何も言わなかったし、泣かなかった。




さよならして、なにが残るのかしら


一人になってから流れ出す涙。




貴方も、一人になってから涙を流すわ


せめて、今だけはそう思わせておいて



貴方の背中を目に焼き付けて


最後はそっと、泣かせておいて

2006/09/17 (Sun)

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