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安曇の部屋


[332] カゴの中
詩人:安曇 [投票][得票][編集]



『もっと早くに、出逢いたかった』


あの日、言葉が刺さるって意味を

私はきちんと理解した。




いつも、あなたは俯きながら

優しい声で私を刺すの。


体は何一つ傷ついていないけれど

心に深く刺さったあなたの言葉が


今も私を逃がさない。




きっと、

あなたの言う『早く』に出逢っていても

何も変わらないと思う。




だって、

あなたは今の私を好きになって


私は、今のあなたを好きになったから




あなたは、
言葉の痛みを知らないのね


だから、平気で私を刺しているの


そう、いつも


いつも…

2006/11/09 (Thu)

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