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安曇の部屋


[52] 電車
詩人:安曇 [投票][編集]

さわがしい車内が
孤独を運ぶ

乾いた笑いが悲しくて
一人静かに空を見る

僕の心とは裏腹に
空は厭味なほどに青々しい

一定のリズムで電車は進み
一定のリズムに身をゆだねる

貴方の手
私を幸せにする――魔法の手


ねえ、貴方の声を忘れる前に
もう一度名前を呼んで

ねえ、貴方の笑顔を忘れる前に
もう一度笑ってみせて


騒がしい車内
貴方がいない電車は孤独しか感じない

2005/06/06 (Mon)

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