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安曇の部屋


[53] 都会の悲しみ
詩人:安曇 [投票][編集]

明るい夜が
広がる街

優しさと悲しみが
渦を巻き

淋しさを埋めるため
他人の温度に身を寄せる


夜を照らす
ネオン街

僕を癒す
お酒にお風呂

ただ
温まりたい


自分を傷つける
小さい嘘の山

暗やみが
寒すぎて

また
淋しさに襲われる


まるで
水槽の中に入ってしまったよう

ぐるぐる
繰り返す

繰り返す

2005/06/06 (Mon)

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