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安曇の部屋


[60] 小さな君
詩人:安曇 [投票][編集]

小さな心に秘密が一つ

ゆっくりゆっくり
痛んでく

小さな心に不安が一つ

ゆっくりゆっくり
支配され

小さな心に切なさ一つ

ゆっくりゆっくり
締めつけられる


恐くて仕方がない夜を
誰にも悟られないように

小さな君は
笑顔の仮面で隠してる

仮面の下で笑いながら泣きながら
必死にふざけ馬鹿になる


小さな心に叫びが一つ

誰かに
愛されたいだけだ


笑顔の仮面が悟られた
小さなあの子にも

秘かに期待をしている
何を?


小さなあの子は
震えながら泣きながら「好き」と言った

小さな君の
重くて苦しい仮面が割れた


小さな心に希望が一つ

ゆっくりゆっくり
癒されていた

2005/07/10 (Sun)

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