詩人:科鈴 | [投票][編集] |
彼が卒業して以来あまり会う事もなくメールばかりの日々も約半年。
私はいつしか彼「好き」という感情を抱くようになっていた。
しかし、‥彼は日頃忙しい人で、自分のことで精一杯なのだろう。
相手にとっては「恋愛どころじゃない。」と私は考える。
けど私は彼が好きで好きで堪らない…。
この感情を抑えきる事は出来なかった…。
けど彼は仕事で夜遅くまで居ない。
そのせいかメールも会話も電話も少なくなってしまった…。
このままじゃ私達は終わってしまうのではないかと思う。
そこで私は彼を振り向かせる為にメールするのだ。
相手からは決してこない。
なんだか世界感が違う気がして悲しい。切ない。苦しい…。
そればかりだ。どうやったら彼を振り向かせられるのだろう。
どうやったら彼の気持ちを知らせる事が出来るのだろう。
私はその日が来るのをただひたすら待っている…。
いや、待っていたい…。
私にとっては大事な存在なのだ。
彼にとっては私はどんな存在なのだろう。
私にとってはなくてはならない存在。
彼にとっての私の存在は…決して大事とは言えない。
だって彼には好きな子が居るのだから…。
彼は、その子が大好きだった。
元気が良くて愛想の良い子。
私はもう必要なくなるのかと不安になった…。
だって彼女が出来てしまったのだから……
そう思うと自分の馬鹿さがわかって仕方がない……
私って何でこんなにお人好しなんだろう…