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[55842] 反比例な気持ち。

詩人:科鈴

彼が卒業して以来あまり会う事もなくメールばかりの日々も約半年。

私はいつしか彼「好き」という感情を抱くようになっていた。

しかし、‥彼は日頃忙しい人で、自分のことで精一杯なのだろう。

相手にとっては「恋愛どころじゃない。」と私は考える。

けど私は彼が好きで好きで堪らない…。

この感情を抑えきる事は出来なかった…。

けど彼は仕事で夜遅くまで居ない。

そのせいかメールも会話も電話も少なくなってしまった…。

このままじゃ私達は終わってしまうのではないかと思う。

そこで私は彼を振り向かせる為にメールするのだ。

相手からは決してこない。

なんだか世界感が違う気がして悲しい。切ない。苦しい…。

そればかりだ。どうやったら彼を振り向かせられるのだろう。

どうやったら彼の気持ちを知らせる事が出来るのだろう。

私はその日が来るのをただひたすら待っている…。

いや、待っていたい…。

私にとっては大事な存在なのだ。

彼にとっては私はどんな存在なのだろう。

私にとってはなくてはならない存在。

彼にとっての私の存在は…決して大事とは言えない。

だって彼には好きな子が居るのだから…。

彼は、その子が大好きだった。

元気が良くて愛想の良い子。

私はもう必要なくなるのかと不安になった…。

だって彼女が出来てしまったのだから……

そう思うと自分の馬鹿さがわかって仕方がない……

私って何でこんなにお人好しなんだろう…

2005/11/27 (Sun)
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