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黒の部屋


[46] 日常
詩人: [投票][編集]

夕時

ポケットに手を入れてゆるい坂を登る

人びとは皆それぞれ

犬を連れる人

自転車に乗る人

缶コーヒーを買う人

手をつなぐ人

足がその風景にゆっくりと入る

赤い空には飛行機雲

すれ違う人もそれを見ていた

あぁ

ウォークマンを忘れてきた事にようやく気がつく

「悪くないかもね。」と誰かさんが一言

2006/01/30 (Mon)

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