詩人:黒 | [投票][編集] |
パンクを自称する女の腕を取り払い宇宙の混沌が見たい
目に見えるものなど無くとも彼は創作に魂を削る
三つある異なる月光の下
氷る湖の中心に二人座るのは少年の目をした大人
かつて彼はこう言った
遺作「さらばピアノよ」
かきむしって狂気
彼女の残した鍵盤を叩き折る
ギンと見開いた目で湖から山までを薄着で駆け上り
不気味な低音の中で息を切らすは狂気の笑顔
アニトラと悪魔の調律師を連れて行こう
山の魔王の宮殿にて
険悪なマズルカを踊りな
めくる楽譜を切り裂く破壊が旋律
叩きながら奏でる
修練と狂気の結晶
エドヴァルド・ペールギュント
2分57秒
暗闇からの閃光
山の魔王の宮殿にて
ドヴレ山の魔王の宮殿にて