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黒の部屋


[67] 魔王幻曲
詩人: [投票][編集]

パンクを自称する女の腕を取り払い宇宙の混沌が見たい

目に見えるものなど無くとも彼は創作に魂を削る

三つある異なる月光の下

氷る湖の中心に二人座るのは少年の目をした大人

かつて彼はこう言った

遺作「さらばピアノよ」

かきむしって狂気

彼女の残した鍵盤を叩き折る

ギンと見開いた目で湖から山までを薄着で駆け上り

不気味な低音の中で息を切らすは狂気の笑顔

アニトラと悪魔の調律師を連れて行こう

山の魔王の宮殿にて

険悪なマズルカを踊りな

めくる楽譜を切り裂く破壊が旋律

叩きながら奏でる

修練と狂気の結晶

エドヴァルド・ペールギュント

2分57秒

暗闇からの閃光

山の魔王の宮殿にて

ドヴレ山の魔王の宮殿にて

2006/02/22 (Wed)

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