詩人:琉維 | [投票][編集] |
午前零時の鐘が鳴る。
(嗚呼
今日も下らない1日が終る)
鳴り終わる鐘音と同時に
冷たく冷えた指を絡ませて。
温く湿った舌を絡ませる。
(そうやって次を迎えては、
今に希望を。)
絡ませた指先を
さりげなく外しながら。
下らなく先立って行くモノ。
重ねる手。
軽く握り
上下に動き始めたその手付きに
(嗚呼今日もまた快楽の遊戯)
紅く濡れた口唇に
先立つモノを螺子込ませて、
ベタつく唾液と
口内の熱さに 消える声。
ベタついた舌の動きに
戯れながら
其処に有る穴の奥へ
螺子込め。
唸る理性に、
狂った脳が
我を忘れてまた暴れだす。
涙を浮かべて
口を震わせながら
消えそうな姿が愛しく
快楽に溺れながら
働き続ける腰の悲鳴が
此処で。
(抜いて遣るのは勿体無い。
俺はお前の其処に…
熱く抜け出た其れを流し込んでやる)
そしてまた
午前一時の鐘音が
俺の記憶を奪っていく