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琉維の部屋


[1] [舐 傷]
詩人:琉維 [投票][編集]



躰に残った
紅く 擦れた 傷

脳に残った
黒く ヌルイ 記憶

其処の穴に 残った
太く 暖かい 感触



只 夢



此処が 嫌 と叫ぶ
脳が 求める 快楽の 戯

裏腹に求める 心理


崩れる あたしの

声 躰 脳 穴

.ス ベ テ.


あなたが くれる。




深く眠る 夢の奥

快楽にも似た 夢の奥


あたしの鳴く 声






闇に掻き消された
シルエット
声だけが響く 此処の奥

濡らした唇

濡れた 其処
濡らした 此処









脳も 心臓も

此処も 其処も


明日も 今も
昨日も これからも






全部掻き乱し

哀れみの夢の中






胸の 此処
小さく 開いた 穴

深く 落ちる 前に


舐めあう 傷




美味しい と


笑えば いいの


2006/04/21 (Fri)

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