詩人:琉維 | [投票][得票][編集] |
聴こえてる 声を
聴かない事にして
見えてる モノ を
見えてない事にした
そうやって
距離を置く。
そうやって
愛想笑いを 振り撒く
そうやって
生きてきた。
丁度良い距離。
風通しの良い
痛くも
痒くもなく
心地良い風が吹く
愛想笑いも無気力で
偏頭痛が止まらない
フラフラ 絡む
足取り で 歩く
何時もの通学路
喉が妬けて 声が出ない
上がる体内温度に
止まない吐気 は
拒否反応の 証
愛想笑いも
下らない
見栄の張り合いも
誰かの顔色 伺いながら
卑屈に小さくなって
生活していくのに
ただ少し 疲れただけ
そう投げ捨てながら
足早に姿を消すあたし
そうやって また
変なプライド。
殻の中に一人
真っ暗な中で
叫び吐きだした
絶望論
誰も
聞いてくれなくて
誰も
振り向いてくれなくて
ただその言葉に
反応するのは
あたしが
大嫌いな
あたしの分身