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琉維の部屋


[2] 拒絶
詩人:琉維 [投票][得票][編集]




聴こえてる 声を
聴かない事にして

見えてる モノ を
見えてない事にした


そうやって
距離を置く。
そうやって
愛想笑いを 振り撒く

そうやって
生きてきた。

丁度良い距離。

風通しの良い

痛くも
痒くもなく

心地良い風が吹く






愛想笑いも無気力で
偏頭痛が止まらない

フラフラ 絡む
足取り で 歩く

何時もの通学路


喉が妬けて 声が出ない

上がる体内温度に
止まない吐気 は
拒否反応の 証


愛想笑いも

下らない
見栄の張り合いも

誰かの顔色 伺いながら

卑屈に小さくなって
生活していくのに

ただ少し 疲れただけ


そう投げ捨てながら

足早に姿を消すあたし



そうやって また

変なプライド。
殻の中に一人

真っ暗な中で

叫び吐きだした
絶望論





誰も
聞いてくれなくて

誰も
振り向いてくれなくて


ただその言葉に
反応するのは

あたしが
大嫌いな

あたしの分身












2006/04/22 (Sat)

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