詩人:空白 | [投票][編集] |
雨の温もり
一瞬の温もり
嘘を流して
笑顔の化粧
落としてくれる
傘をわざと忘れて
今日は濡れようか
クタクタな心を
景色と一緒に
子供みたいに
最後に泣いたの
下唇は覚えてる?
素直な気持ち
設定できなくて
空と一緒に
例えば雨と
小さな私が
噤んだ毒を
天気に変えたら
土砂降りの雨
泣き叫ぶ私を
滲ませて下さい
塗れた体を
熱で溶かして
飲み込めない
歯痒い思い
罅割れた心
複雑な気持ち
本当に言葉にならない
毎日
みるみる増えてく
無口になるけど
めちゃくちゃにさけびたい
モザイクかけて
やさぐれた心
夕立が溶かす
予報的中
雷鳴の
リクエストに応えて
累計雨量増えていく
例年にない
路面の川は
私の涙