詩人:blue | [投票][得票][編集] |
揺れ月
‘2007・秋
愛そうとするワイルドな姿は、僕の強がりさ
愛されてみたいのに、そっぽ向いた
嘆くばかりの暗影に、君の光がかかる
横顔は光華に濡れ、背で、涙星の流布
仕組まれたようだね。まるで。銀河群の薔薇ステージ
空も海も野も…無言の静寂へ入った…
吸い込まれる、手足ほどもない小さな魂たちは宵に届かない。もしかしたら、生まれ来る前の明日の兆しかな?
あぁ、いま、眠ろうかそれとも、口づけを期待して待っていようか…
こんな揺れる想いを、流星に溶かし込めば、甘く飛ばされそよぐ
揺りかごスイング
月は、ゆら揺れ
惑いの距離遠く
僕の浅はかさを愛河に沈めたい、そんな寂しさを口にするとき
月輪観の君が
微笑んでくれる…
愛しているような、愛するまでは行かないような…
そんな あいまいな、好き合う、想いさえも、素直にさらけ出させてくれて…
君に届ける、哀しいほどの切なさを、光らせたまいし秋の深紺色に
甘きレモンの揺らぎ…。。。。