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チューリップの花束の部屋


[157] 適任
詩人:チューリップの花束 [投票][編集]


ただ僕が息をしていて
君にそのことがわかるのならば
君は満足なのかな
寂しくはないのかな
それなら、ここにいようか
思ったことを話してみよう

夜の空とはプラネタリウムのことだ
あの時暗闇の中星が瞬いて
流れたように見えた
長い長い手紙は最初から最後まで
何故だか僕に宛てられたもののように響いた
いい声だったよ
君の全部が好きだったけど
すごく声がいい
心の振るえみたいなのが振動しているからね
声帯ってだけじゃなく

僕には思い出だけだけど
君との未来が開けているわけではないだろうけど
それでいいと思った
それが適任なのだ
だから、それもいい

2015/12/28 (Mon)

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