ホーム > 詩人の部屋 > 珊瑚の部屋 > 友情の華

珊瑚の部屋


[2] 友情の華
詩人:珊瑚 [投票][編集]

心の中の華が一輪散った

『友情』と言う名の
小さくそれであって大きい華が
静かに…
ひらひらと…

あんなにも仲がよかったきみと
今は口をききもしない

私はこんなことが起きるまできみを
信じていた
大切に想っていた

なのに

きみの些細な一言で……


人間って小さくて弱いものだね
『ウザい』とか
『キモい』とか
そういう言葉だけで人を

嫌いになれる


きみと私はそんなに浅い関係だった?
割と長かったよね?

…でもそうなんだ

これは変えることのできない「事実」だから


友情ってこんなに簡単に崩れ落ちるものなの?

もしそうなら私は
そんなちっぽけで
もろい友情なんて…

…いらない


だから


「バイバイ」

2006/06/03 (Sat)

前頁] [珊瑚の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -