詩人:猫のあし | [投票][編集] |
真っ青な空
雲ひとつない空を見ていると
どこにでも行けそうな気がして
目を閉じても
鮮やかな青が見えるようで
ずっと空を見ていたい
ぼくにも羽があればな
どこまでも
あの空を
飛んで行けるのに
遠くに
遠くに
あんな風に
鳥みたいに
飛んで行けたら
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この世に生まれた事だけは
ぼくは後悔していない
沢山の素敵なものに出会えたのだから
生きていれば
全てを許せる時がくる
自分自身も
だから
前に進むことを
諦めないで
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この苦しみも糧にして
もっと強くなって
優しさも取り戻せたとき
心から素敵だと思える人に
出会えたら良いな
その人の幸せを
ずっと願って
その人の笑顔を
近くで見ていられたら
そんな幸せなことはない
今は
そんな人もいないし
強くもなれないけど
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ぼくという物語は
まだ
続いている
読み返すには
まだ早いから
まだ止まれないよ
いつかは 永遠に眠りにつく
その頃には ぼくは
本当の独りぼっちになってるだろう
それでも
この物語の主人公は
他の誰でもない 『ぼく』だ
その眠りにつくまでは
描いていくよ
ぼくという 物語
後悔しない 物語
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雲が覆って暗い街
もう 心細いとは言わなくなった頃
少し強くなったぼくに
あの日のどうしようもなく寂しいぼくの
涙を堪えたぼくが見えた
孤独に強いんじゃない
孤独がふつうだった
何で気づかなかったのかな
何で自分をいつまでも攻めていたんだろう
こう言って抱きしめれば良かった
『たった独りで、よく頑張ったね』
ぼく自信が
ぼくを認める唯一の存在だったんだ
また少し
ぼくを好きになれたよ
壊れかけていたあの頃のぼくを
ほんの少しでも
好きになれてよかった
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人とあまり親しくすることを避けてきた
面倒という理由で
でも逃げていたんだ
傷つくのが恐いんじゃなかった
傷つけるのが恐いんだ
しまいこんで
忘れた
こんな歳になるまで
しまっていたんだ
弱さを
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空が落っこちたみいだった
ぼくだけ違う生き物みたいだった
ぼくが近づいたら逃げてくみたいで
何かすると
ズレてくみたいで
つついたら笑ってくれるかなって
ごめんね
傷つけて
羨ましかったんだ
ぼくには何か足りなかったんだ
足りないものを埋めるより
ぼくに見えるものを見れば良かった
何か
変わったのかな