詩人:猫のあし | [投票][編集] |
外で雨の落ちる音が聞こえる
窓を開けると 雨の匂いがする
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雨が降ると外に出たくなくなる
傘をさしたくなくて 家でゴロゴロ
冬の雨は冷たいけど
雨は好きじゃないけど
雨の音は好き
地面に落ちる雨の音
傘に落ちる雨の音
とても好き
雨音を聞きながら 疲れた体を休めようか
家から出れない ちょっと寂しい休日
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
先が見えてしまっている道
一歩先も分からない道
どちらを行ったら良いか
ずっと分からなかった
でも 分からなかったんじゃないんだ
僕はずっと どちらを行ったら傷つかずに済むか考えて居たんだ
どちらが楽かを考えていたんだろう
なんて、浅はかだったんだろう
そんな道はないのに
嵐を迎えるかもしれない 転んでしまうかもしれない
凄く険しい道もあるかもしれない
でも、僕が行きたい道は きっとその先にある
勝ち負けじゃない
僕が何をしたいかなんだ
僕が行きたい道を行くんだ
僕らしく歩きたい
ワクワクしながら歩きたい
それが出来る道を行くんだ
険しい時があっても、ワクワクする時があっても
きっと道に迷わない
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
私には
家族以外に愛する人はいない
恋をしたこともあった
本気で恋愛した事もあった
本当に愛していた
でも、その時に温もりを知って、人を愛する幸せの他に
苦しさや寂しさも知って
その恋を手放してから
人を愛せなくなった
愛せないだけではないかも
1歩前へ進む事が 本当に怖くなった
恥ずかしい思いをしたり、傷ついたりする事が
本当に怖い
随分臆病になった
恋愛は、生き方がよく出る
本当の自分と向き合う機会が増える
その恋愛から目を背けたからか
素直になれない 人を愛せない 前を向けない
そんな臆病な人間になってしまったんだ
もう一度
強くなる事は出来るだろうか
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いつか 一人になる時
今当たり前にあるものが なくなる日がきた時
私は何を思うだろう
鬱陶しいと思ってたものが
急に無くなるかもしれない
そう思ったら 一日一日が
ものすごく大切で
時間が とても足りないような気がして
目の前が真っ暗になるような気持ちがして
夢を終える 最後のチャンスかもしれない
家族と居られる時間も 限りがあるかもしれない
仕事も いつかは 辞める時がくる
そう思ったら 寂しくて
今という瞬間が愛しくて
未来も大切だけど
今大切にするべきなのは
今この瞬間の幸せだ
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気づいた時にはいつも遅くて
何であのもっと行動しなかったんだとか
何であの時に分からなかったんだろうとか
でも、そんな事後でいくら考えても仕方なくて
時間は本当にあっという間に過ぎていく
一瞬に感じる時もある
今ある大切なもの
今 本当に心からやりたい事
行きたい所
一緒にいたい人
過去も未来も大切だけど
その為にも 今を大切にしよう
過去の自分が今の自分を励ましてくれる
悲しいことも今の自分が救える
未来の不安も
今を必死に生きる事が未来の自分を励ませるから
後悔しないのは難しいかもしれない
でも、今を生きるって決めたから
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頑張って走った
全力で走って 転んでひっくり返った
そしたら きれいな空が見えた
真っ青な 晴れた空だった
もう 急ぐのはやめよう
走らなくてもゆっくり 毎日を繋いでいこう
何かつかめるまで
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
ある本で 時間は命だと言っていた
初めてここを知ってから、もう15年も経っていた
若くて、夢を持っていて、学生だった
もう教えてくれた女の子もどうしているか分からない
でも、何度かやめたりしながらも、15年ここで詩を書いていた
あまり上手じゃないし、得意だとも思わないけど、ただただ書いてきた
今、あの頃の私が思い描いたような自分とは遠い自分がいる
切り詰めて、20代をちゃんと生きてこなかった事を後悔しながら、細々と暮らしながら、今もヘタクソな詩を書いている
改めて、届いているコメントと一緒に自分の詩を読み返した
私は、今までの生き方を後悔していたけど、傷ついたり、反省しながら書いた詩を読んでいたら、今までの自分を許そうと思えた
私は きっと 色んな事を考えて選択してきたし、いい加減ないもちで向き合った事は一つもなかった
ちゃんとは出来なかったし、その為に今苦労している事もある
でも、あの頃悩んだから今の自分が出来ている事もある
書くことを やめなくて良かった
今は消えてしまった詩もあるけど それはもう読めないけど
私は ここにきて良かった
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怒りや恨みで誤魔化して
ずっと過去に囚われてるのは僕なのに
ほっておけないフリして
離れたら淋しいのは僕なのに
ずっと引きずってるのは僕
依存してるのも僕
もう強がって生きるのも
誤魔化して生きるのもやめるよ
食いしばるように生きても
何も変わらなかったから
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奇麗な星空を
いつまでも眺めていたかった
当たり前のように追っていた背中は
いつの間にか見るのも辛くなって
手を握って安心していたのに
いつの日かガッチリ握られてるのが怖くて
もう二度と並んで歩く事はないけど
淋しがりやだった僕を満たしてくれた
フラフラしてる僕を、しっかり捕まえてくれた
君がいたから、楽しかった
ありがとう
いつまでも 君の幸せを祈るから
君を手放した時から
前に進むと決めたから
強く生きていくから
生きて 君が笑って生きていけるよう
ずっと祈ってる
いつまでも
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心細くて泣いていた
14歳の僕は
いつも人を
傷つけていた
何であんなに孤独
だったのかは
分からないけど
生きてて良かったよ
自分を傷つける事を
やめて良かった
今の僕の生きている道は
間違ってないって言えるから
僕の人生を生きてるって
言えるから