日報の日付欄埋めて気づく今は遠いアノ人の誕生日あの日今からだって祝ってって車飛ばして来て強引なパーティ二人だけで不用意のプレゼントはシャンパン味のキスでってねだられて長い甘いもどかしいキスした思い出今独り横になり同じ空違う夜を過ごすアナタ思うしかめた笑い顔声のトーン思い出す薄い唇さらさらの髪腕に込めた力溢れてく最後の抱擁も頬撫でた指もああハッピーバースディ届いてよ
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