詩人:るどるふ | [投票][編集] |
またうつむいてるのかい?
また膝をかかえて
現実は思い通りに行かないって
何をしてもダメなものはダメだって
思い通りにいかないのが面白い?
ダメで元々やってみろ?
そんな当たり前の慰めじゃその両手は緩まないよね
立ってみたらいかがだろうか?
何もしなくていいから
ただ成り行きに任せる傍観者でいいから
思い通りもダメも全部とりあえず横に置いてさ
うつむいたままじゃ首も背中も疲れちゃうでしょ
だから今は背伸びをするだけ
だから今は立ってみるだけ
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多分ずっと好きなんだよ
君が誰を好きだろうが
想いを告げようが告げまいが
ふられてもふられなくても
それこそ自分に新しく好きな子が出来ようと
この想いは一生変わらない
この想いがいつか変わるなんて思えない
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どこにいるの神様?
君はきっと信じてるんだろう
見えなくたって触れられなくたって両手合わせて祈ってる
「病めるときも健やかなるときも」
「あなたは笑顔でいてください」
だから僕は信じない
神様なんていてもいいけど
僕まで信じて祈っちゃったら
君の凍えたその両手は誰が包むというんだい
信じる人と信じない人
けど互いが互いを願え合うなら
立場なんてどうでもいいんだ
互いが互いを支え合えば
幸せは不幸せよりちょっとは多いはずなんだ
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その猫は知っていた
いつも餌をくれるね
きれいな服やブラッシング
顔を見たら頭を撫でて
機嫌のいい日はキスまでくれた
かわいがって愛してくれて
いつも一緒にいてくれた
けどこれは愛であって恋じゃない
これ以上は欲しがれない
その人は知っていた
いつも餌を与えて散歩にいった
きれいな服やブラッシング
顔を見るたび愛おしくて
思わずキスまでしてしまった
かわいがって愛してあげて
いつも一緒にいたかった
けどこれは愛であって恋じゃない
これ以上は求められない
君はペットで僕が飼い主
この関係は越えられない
越えたら最後一緒にいられない
欲しがることも求めることも
ありはしないしあってはならない
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全身に針を刺したいと思った
一本
一本
あなたに触れるたび
あなたの声を聞くたび
あなたを想い返すたび
そう一本ずつ
もう一本
もう一本
この痛みで忘れられたら
この痛みが癒してくれたら
けれど
もし
もうどこにも刺すところが無くなったなら
わがままだけど
最後の一本はどうかあなたに
深く
深く
その冷たい鋭利で
せめて最期は
あなたの手で
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わかってる
君が僕に求めてるもの
親愛であって最愛じゃない
履き違えちゃいけないんだ
履き違えちゃったら
履き心地が悪いくらいじゃ済まされない
けど、このままでだって
居心地の悪さに変わりはない……
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あなたに抱きしめられる夢を見た
やさしくそっと触れたくちびる
なんであんな夢見てしまったんだろう
もう想ってくれないなら夢になんて出てこないでよ
感触さえまだ残ってる
腕に
体に
くちびるに
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このカンケイを
もういい壊してしまおう
続けていれば
出口は見えるのか
ずっと一緒でいれらる
だけで満足?
一番近くに
いるのだろか
いられるだけで
気持ちは追い付かない
今日も笑って
心で涙し
ぐっすり眠れる
ぐっすりねむれる?
ぐっすり眠れる。
ぐっすり眠れる。
ぐっすり寝たい。
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君が築いた弱々しい堤防
自分で作った波が押し寄せる
伝えられない気持ち
やり切れない想い
抑え切れない感情が次々に押し寄せる
その堤防は何が守りたかったの?
誰のための堤防?
自分ばかり傷付いて
誰にも気付かれないまま
一体何を守りたかったの?
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広すぎる部屋はエアコンだけじゃ暖まらなくて
一人ベットに潜り込んでもこの震えはとまらないよ
けどこれは罰
凍えるまで気付かなかった僕の罪
あの日から動かなくなったテーブルの上の鍵は
僕が動き出すまでずっとそのまま