| 詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
時は絶え間なく過ぎて逝くのに
想い出だけ脳裏に媚りついている
消えてくれない記憶だけ
かき集めたらあなたの形になった
飛んで行くこともできないけれど
手を繋ぐことももう叶わないけれど
あなたの幸せを遠くで願うよ
なんてきれい事を言ってみる
私の想いだけ重かったのかな
あなたのことだけ考えていたと思ったのに
自分のことだけ考えていたのかな
若かりし日の…なんて言い訳を言ってみる
ただ好きだったんだよ
あなたは今もこの星で生きているのに
隣にいるのが私じゃなくて
今どうしているのかも知らないなんて
そうして私が心を痛めても
あなたの元には届かない
この間あなたを夢で見たんだよ
私の手を強く引いて
そしてまたあの照れた笑顔を向けてくれたんだよ
ねぇ 二人で過ごした記憶はあなたにも残っている…?
ないものねだりなのかな
余裕があるのか無いのか分からなくて
無意味にあなたを想い出してる
こんな私は滑稽ですか?
「会いたい」なんてもう言わないけれど
デジャヴのようにもしもまた会えたなら
昔みたいにまた話がしたいよ
| 詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
「好き」か だとか
「愛してる」か だとか
それらは大して意味が無いんだ
やっぱり君と居て 好きだなって
こんな友達みたいな風でいて
私を求めてくれる君の手を唇を
もっと感じたくて
嫌われたくなくて
そっと距離を保つ
「好きだよ」なんて言えなくて
気まぐれかもしれない想いを
口にしたら変わってしまいそうで
重く思われたくなくて
もう恋人は作らないと決めたから
これが愛なのかなんてわからないけど
多分違うだろうから
君とはこのままでいいんだ
君はきっと本気じゃない
私もきっと本気じゃないから
もう泣きたくないから
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もやもやした想いが
私の中に膨らんで
あの人を思うたび
この気持ちが何なのか分かってしまう
でもこれは恋と呼べるのか
ただの気まぐれなのか分からなくて
また自分が嫌になる
結局のところ自己完結して口をつぐむ
妄想だけでいいんだ
嫌われてしまうのが怖いから
私の中にいるあの人は私を好きだから
ただ仲良くしてくれる距離でいいんだ
あの人は特別で
一番ではないけれど
私はもう一人ではないから
交わらないと分かっている
こんな気持ちを知られたら
面倒臭いと思われてしまいそうで
怖くてまた気持ちを隠す
この気持ちよどうか早く冷めておくれ
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また人を好きになれるなんてね
思ってもみなかったけれど
ふとした事で巡り会って
二人惹かれあって恋に堕ちている
君への気持ちは隠さないけれど
重くならないように
離れないように
でも大好きな気持ちは強くなってしまう
これ以上は求めてはいけないから
愛してしまうのは怖いの
あの時流した涙君は気づいたかな
胸が少し苦しい
でもそんな事は言わないよ
こんな気持ちを綴ると
また重くなってしまうかな
でもね好きなんだよ大好きなんだよ
さっきまで会っていたのに
またすぐ会いたくなってしまう病だね
ありがとう出会ってくれて
ありがとう好きになってくれて
まだ始まったばかりだけど
同じ月日を重ねて生きていたい
胸がとても苦しい
でもそんな事は言わないよ
君は幸せも胸の痛みもくれる人
想いはまだ止まりそうにないです
| 詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
これ以上の幸せを望んだら
罰当たりなのかもしれない
住める家があって
大事な人が居て
愛らしい猫達に懐かれ
大好きな歌を聴いている
この星で人に生まれ
繋ぎ逢わせられた奇跡に
私が選んだ結果達に
この上ない幸せに
ただ感謝する
絶望する日もあるけれど
生きていて良かったと
思える日もあるのは確かだ
そんな風に足掻いて
私は生きている
これからも生きていくのだろう
| 詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
嫌い 馬鹿 触らないで
あなたの言う事全て嘘ね
私の気持ちも考えないで
棘のある言葉を吐くのね
知らない間に血を吸われるように
あなたは私の一部を奪っていくのね
いやもしかしたらそれとは真逆で
侵食しようとしているのかな
まだ心は動くから大丈夫
何もかもに無関心になってしまったら
私を刻む針は止まってしまうだろう
私を飼い慣らしたいだけに見えてしまう
思い通りにならない事を他人のせいにして
自分は何も悪くないなんて顔をして生きてる
そんなあなたを反面教師にしています
| 詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
もう恋はしないと思っていたのに
ときめいている私がいる
恋だと気づいて苦しくなる
あの人も私に気があるんじゃないかと
そんな都合のいい夢を見る
ちょろい私を笑ってください
切り替えが早い私を
どうぞけなしてください
どうせまたいっときの気の迷いだと
思っていても胸は苦しい
返事が来ると嬉しくて
舞い上がるこの心はなんだ
素直に喜べない痛みはつらいだけ
友達のままでいた方がいい
それが正解
先が見えないし怖い
だから本気にしないでね
気づかないでね
| 詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
行きたい場所があるのに
『何もしたくない』と体が動かない
体に心が負けている
弱い私はまた機運を逃す
留まる事に意味は無いのに
天を見上げるばかりで
眼を閉じれば底まで落ちていくような
手軽な安息を選んでしまう
鏡を見ては恥じて絶望する
『どこが良いんでしょう』と
いつだったかあの人が言った言葉が
いつまで経っても繰り返される
まだ私は逃げられないまま
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君と別れてから二度目の夏が過ぎる
今日は誕生日だね
もうメッセージは送れない
次に進むことを選んだのは君だから
でもね今でも覚えているよ
君と似た人を昨日見たんだ
そこに居るはずが無いのにね
君にまつわる数字が消えてくれなくて
まだ僕をそっと締めつけるんだ
もう好きという感情は消えたのに
あぁそうか 君は消えたわけじゃないから
抜け殻だけ散らばって片付けられないみたいだ
君と行こうと話してた水族館
まだ行けそうにないな
今日が来る度に思い出すのかな 少し嫌だな
君を嫌いになれたらいいのに
もうすぐ秋だね 僕は元気にやってるよ
君と別れてから二度目の夏が過ぎる