ホーム > 詩人の部屋 > ちこの部屋 > 桜

ちこの部屋


[96] 
詩人:ちこ [投票][編集]

   どんなに泣いたって
      消えることはないでしょ
   どんなに叫んだって
      晴れることはないでしょう
   どんなに願ったって
      忘れることはないでしょう

   こんなに苦しいのなら
        いっそのこと散ってしまおう
              桜狂い咲き


   この寒い冬にただ一本の桜
              それもいいじゃない
 
     人と違うから そんなんじゃない
    
           それはきっと 私が私だから


           人の目も場所も季節も
               私の旋律にはいらない

        私の音を奏でる それこそが生き方
           一度の人生 散ってみよう
                  桜のように

          散りゆく姿さえ美しく 
             その儚ささえ心に残る



          私は  そんな花を咲かせたい

2005/11/12 (Sat)

前頁] [ちこの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -