ようこそ名無しの悪魔さん お久しぶり
元気にしてた？

どうしたの？
そんなに目に涙を溜めて？「お前を許さない？」

あっそう
お好きにどうぞ
恨みたきゃ恨めばいいそれも私の最上級の
愛され方だから…

甘い夢を見るのも 悪夢に魘されるのも 悪魔さん？貴方次第よそれとも 私の幻の中で溺れ死ぬ気？

やめてよね 気分が悪いわ

目が覚めたんなら さっさとお帰り
貴方はもう私を求めてないわ


ようこそ名無しの悪魔さん お久しぶり
元気にしてた？


やめてよ
そんな目で見ないで！「お前を壊したい？」

あっそう
お好きにどうぞ
壊したきゃ壊せばいいこれが私の最上級の
愛し方だもの

破綻者に破綻者は壊せない
初めからお互い様よ
悪魔さん？分かるでしょ？それとも 私の底なし沼で心中する気？
やめときな そんな覚悟もないくせに

目が覚めたんなら さっさとお帰り
私はもう貴方を求めないわ

「貴方に私は救えない」「私も貴方は救えない」


目が覚めたんなら さっさとお帰り
貴方の元居た優しい場所に

夜風に吹かれ 私は涙を流します
悪魔のような人間に　
なりきるのも辛いのです
誰にも明かさない本当の気持ち
優しいお月様 どうか聞いて下さい

私はあの人に幸せになってもらいたいだけなのです
自分の気持ちに蓋をして突き放す以外
他にどんな方法があったというのですか？

突き放せば突き放すほど この胸は
引き裂かれる苦しみを味わっているのです

どれだけ夢に見たことでしょう
あの人の腕の中で眠る幸せを
しかしそれは叶わない夢なのです

夢の中に夢を見出せない不幸
それを私は幻と名付けました

優しいお月様 教えて下さい
本当の愛とは何なのですか？
胸が張り裂けるほど苦しいものなのですか？
しかし今 思い悩み苦しみ その中にも
トキメキを見つけだしてしまうのです

そして叶わぬ恋と分かっていても
喜びと幸せを感じてしまうのです



夜風に吹かれ 私の涙が乾いたとき
この悪魔のような心は　
癒える日が来るのでしょうか？
もう限界なのです あの人をこの心を騙し続けることは
優しいお月様 どうか聞いて下さい

ただ私はあの人をもう傷つけたくないだけなのです
自分の中の欲望に蓋をして突き放す以外
他に方法はあったのですか？

行動とは裏腹に この心はあの人を求め
いつか決壊してしまいそうで怖いのです

どれだけ夢に見たことでしょう
あの人に心まで抱かれる幸せを
しかしそれは叶わない夢なのです

夢の中に夢を見出せない不幸
それを私は現実と名付けました

優しいお月様 教えて下さい
本当の愛とは何なのですか？
胸が張り裂けるほど苦しいものなのですか？
しかし今 思い悩み苦しみ その中にも
トキメキを見つけだしてしまうのです

そして叶わぬ恋と分かっていても
喜びと幸せを感じてしまうのです


ですからお月様 お願いです
あの人の心に幸せと安らぎを・・・
これ以上　私は何も望みません

なぜならお月様 私の心の安らぎは
あなたと共にあるからです

もう待つのは疲れたの
初めから分かってた

どんなに手を伸ばしても

どんなに気持ちを伝えても

もう二度と届かないって

あまりにもキラキラしてた始まりだから

終わらせるタイミングを見過ごした

きっとそれだけのこと

ピカピカしてた言葉や仕草

今じゃもう色褪せて

懐かしささえ感じてる
終わるのが怖いなら

最初から始まりなんていらなかったのかもしれない



もう希望の無さに疲れたの

いくら手を伸ばしても
いくら気持ちを伝えても 届かない

だから諦めるの

もう要らないって

だから忘れるの

喜びも悲しみも
貴方の全てを…

あの日から空いた
心の穴
塞ぐ方法も見つからず
ただただ荒れた生活を送っていた


美味しいモノを食べ
綺麗なお洋服を買い
欲しいものを買い
欲しいものを手にした

あれが欲しい
これも欲しい
心に空いた穴を
急いで埋めるように

買い物に買い物に
買い物買い物
無駄にお金と心を捨てていた


幸せそうで良いね
今を楽しんでるんだね
君が羨ましいな
周りはそう言う

これが華麗奔放？
これが自由気まま？

心の穴を塞ごうと
いくらもがいてみても
埋まらない空虚感

贅沢を手にすればするほど虚しさを感じるだけ

お金で手に入れた物は寒く冷たいけど お金で手に入らないモノは凄く温かいんだよ

欲しいモノは これじゃない

私はただ人の温かさが欲しいだけなのに…

そう思いつつ
今日も冷たい物を
手に入れる

女の子はね みんな
恋で変わるの

可愛いメイクに
大人めメイク
オシャレなお洋服の
デコレーション

大好きな人に会える楽しみを胸に ワクワクドキドキ ソワソワ…

まるで魔法をかけられたシンデレラ

女の子はね みんな
恋に悩むの

不安になったり
悲しくなって
泣きたくて逃げ出したくなる

でも大好きな人の笑顔が大好きだから
メゲずに頑張るの

だから恋に躓きそうになった時は 逃げ出したくなった時は

優しく抱き留めて
温かく見守って

ちょっと鈍くさい
シンデレラ
でもみんな頑張り屋よ
大好きな貴方のために
とびきりの笑顔が見たいから

魔法にかけられたシンデレラ

今日も煌びやかな街へ貴方のもとへ
掛けてゆく

素敵な貴方も 醜い貴方も そのどちらも受け入れようと思ったの
不思議だね まるで
獲物を見るかのようなギラギラした鋭い瞳 それを向けられても
怖いだなんて微塵も
感じなかった

そんな変わり果てた
貴方も私は貴方の一面として好きだった

別に何でも良かったんだ 貴方が一番それを望むなら 自らこの身も心も差し出しても 貴方がそれで満足するのなら

でもね気づいてしまったの
子供みたいにシュンとなる表情や 孤独に震える姿 涙ぐんだ貴方を見たとき 私は傍にいるべきじゃないって
お互いに傷つけ合い
すぎたんだ きっと


貴方とのサヨナラを
選んだこと
間違ってたのかな？
貴方をこの手で壊してしまうくらいなら
二度と会わないって
決めたのに…

昔の私は貴方にとって残酷なことを言った

"何があっても貴方の手は離さないから"

本気の気持ちでも
出来もしない約束

結局、私は見捨てて
貴方を裏切ったのか？

あの時、一瞬の喪失感と ずっと続く傷つけ合う行為 どっちを
選ぶのが貴方にとって心が楽になるのだろうか？と考えた

でも、今分かったこと喪失感は一瞬の事じゃない なかなか吹っ切れないものだって

そこに気付いたとき もう何が優しさなのか分からなくなった

すぐに吹っ切れると
思ったのに…
あとは全てを忘れる
だけなのに……

それが、こんなに苦しいなんて


こんな苦さを味わうのは 私だけで良い
貴方には全てを忘れて新しい生活の中で
笑っていて欲しい

貴方に触れられてから私はどうも可笑しい

心と身体が疼いてしまう ドキドキしてしまう そんな自分が恥ずかしくて仕方ない

貴方の指の感触 温もりを 覚えてしまってから どうも落ち着かない

これが一体、何なのか分からなくて
どぎまぎしてる

どうしたら忘れられる？ この感覚も
この気持ちも

未だに思い出して
疼いて こんな自分に
たじろぐの



とても切ないよ……

"何があっても 貴方の手は離さないから"

遠い日にした
私と貴方の尊い約束

あの日から何度か
貴方は不安になると
「逃げるな」って
私の腕を強く掴んだ

その度に思ったんだよ
逃げる訳ないじゃない貴方との約束があるんだからって…

でもそれも 今では
果たせなかった約束

貴方が苦しむ姿を見る度に 心が揺らいだわ
自分に何度も言い聞かせた

"手離すことで 貴方を守れることもある"って…

それで離したくない手を離した


"何があっても貴方の手は離さないから"

軽い気持ちで言った訳じゃないけれど
貴方にとっては
呪いのような言葉に
なってしまったね

もう、その呪縛は
振りほどいていいんだよ 楽になっていいんだよ


"何があっても貴方の手は離さないから"


守れなかった
貴方と私の尊い約束

辛く悲しい今は
月夜に預けて
泣いてもいい

優しい痛み 甘い疼き
心の傷は思いの外
とても深くて
張り裂けそうだよ

優しくなりたい
強くなりたい
守りたいんだ
大好きな君を…

その想い 本気だね 気持ち入れてた証拠だ
だから 心が痛いの


柔らかな後悔と一滴の涙

お願いです
勇気を下さい
優しさだけが
愛じゃないから


傷だらけの過去は
月夜に預けて
眠ってしまおう

苦い誘惑 甘い暴力
心の傷は思いの外
いっぱいいっぱいで
はちきれそうだよ

優しくなりたい
強くなりたい
愛したいんだ
大切な君を…

その想い 覚悟だね
気持ち入れてた証拠だ
だから 心が寒いの

柔らかな後悔と一滴の涙

お願いです
強さを下さい
優しさだけじゃ
愛しきれないから

お願いです
愛を下さい
一滴の海に
沈んでしまう
その前に…

私は今日 貴方から
卒業します

楽しかったこと
嬉しかったこと
喜びも悲しみも
素敵な思い出を
ありがとう

だから私は
貴方の心を
縛ることはしないよ
いくらでも
好きなところへ
報復だって
したっていい
それは貴方の自由だから

私は今日 貴方から
卒業します

笑い合ったこと 傷つけ合ったこと
酸いも甘いも
尊い時間を
ありがとう

だから私は
貴方の心を
縛ることはしないよ
いくらでも
好きなところへ
全てを忘れたっていい
それは貴方の自由だから


大丈夫 貴方は
弱虫なんかじゃない
独りなんかじゃないよ
貴方自身を
信じてあげて



私は今日 貴方から
卒業します

もう泣かない…
これからは笑顔で
生きるんだ