詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
美しく清らかな乙女
聖母マリアよ
私は今あなた様に跪き
祈りを捧げます
私という女は
とても欲深い生き物なのです
いつも満ち足りている筈なのに
あれも欲しい
これも欲しい
もっと愛して
ちゃんと愛してと
ねだり続けました
それでいて私は
"与える"という事を
怠ったのです
愛する人は傷つき
去っていきました
人はみな失ってから
相手がどれだけ
大切な存在だったのか
そして怠った罪を
知るのです
私はもう何も求めません
ですからお願いです
あの方を幸せにして下さい
あの方を笑顔に出来る
そんな素敵な人を…
あの方の心を癒やせる
優しい愛情を与えてくれる人を…
私の愛する人を
幸せにして下さい
私という女は
罪深い人間なのです
たくさんの優しさを貰っていた筈なのに
いつでも怒りを
ぶちまけ
意地悪をしたり
彼を責め立てました
それでいて私は
愛する彼に何も
与えなかったのです
愛する人は傷つき
悲しい目で見つめました
人はみな失ってから
大切な存在は誰なのか
そして自分の罪に
気づくのです
私はもう何も求めません
ですからお願いです
愛する人を幸せに
して下さい
そのためなら
どんな犠牲も悲しみも
全部私が身代わりに
なります
ですからどうか
愛する人の心を幸せで満たして下さい
私がまた彼を愛せば
きっと傷つけてしまう…
天使のような心には
なれなかったから…
愛する人のもとに
天使のように清らかで
優しい人が現れますように…
あの人の幸せは
私にとっての幸せでも
あるのです
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どんな事でも初めては
大好きな人とがいい
初恋とか
生まれて初めての
デートとか…
手をつなぐのも
腕を組むのも
初キスだって
その先も…
大好きな貴方だから
初デートには
どんなワンピースを
着ようか迷ったり
可愛く髪をセットして
鞄に靴にアクセサリーにって
自分が出来るだけの
最大のおめかしを
したりなんかして…
手を繋ぐなら
恋人繋ぎがイイなとか
初キスの時には
ビックリしちやって 嬉しいのと恥ずかしさで
貴方の顔をまともに
見られないんだろうなとか
色々想像してドキドキしたりワクワクしちゃうんだ
どんな事でも初めては大好きな人とがいい
ずっと恥ずかしくて
言えなかったけれど
本当はね
大好きな貴方のために
大切なものを
とっといてあるんだよ
世界でたった一つの
特別なもの…
それはまだ誰にも
あげていないの
だって大好きな人以外には
この身を捧げる気なんて
無いんだもの
貴方に"要らない"って
言われたらそれまでだけれど…
やっぱり初めては
どんなことだって
不安や怖さもある
先の見えない
未知さ加減に
逃げ出したいって
感じてしまう事もあるよ
だけどもし大切な人が
真剣な眼差しで
私の手を引くのなら
大好きで大切な
貴方のために
勇気を振り絞って
その一歩を踏み出したい
その先に待つのは
満ち足りた幸せと愛しさか
或いは虚しさと心の痛みか
それは分からない
分からないけれど
そのどちらでも
私はきっと
受け入れると思うんだ
何故なら本気で
好きになった相手だから
自分の力では
どうすることも
出来ないくらい
本気で好きになった人
そんな人と添い遂げられる
或いは沢山の初めてを
ともに分かち合えた人達が
この世の中には
どれだけ居るのだろう
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貴方から貰ったプレゼント
元には戻らない思い出に
嘆いてみたり
憎んでみたり
貴方のことを
存在しない人…
夢の中の人だと
思おうとしても
偽りきれない
2人を繋ぐ唯一のプレゼント
或る友人は
「貰えるモノは貰っとけ」
或る知人は
「未練がましく持ってないで、とっとと売っちゃいな」と言う
分かってるんだ
これを持ってる限り
私は前には進めないこと
それにこれは
元はといえば貴方の
商売道具
そんな大事なものを
私にはとても売ることなんて出来ないよ
だから貴方に…
貴方に返すね
今までゴメンナサイ
好きすぎるあまりに
「大好き」っていう言葉で
貴方を縛ってた
貴方の幸せを
願ってた筈なのに…
素直じゃなくて
ジャレるように
甘えてきて
危なっかしくて
私だけに見せる
お行儀の悪さも
幼い仕草も
全てが愛おしくて
「子供みたいな愛くるしい貴方…私が貴方を守ってあげなきゃ!
沢山、甘えさせてあげたいな」って思ってた
でも子供だったのは
私の方だね
貴方の理解者にも
貴方の全てを受け入れる事も…
大きな愛情で包み込めるママのような存在さえにもなれなかった
なのに私の我が儘で
貴方を縛った
何で愛する人を苦しめるの?
何で大好きな人を傷つける?
何度も何度も
自問自答を繰り返した
出した答えが
「これ以上、貴方を追ってはいけない」
私の恋心は
未熟すぎたんだ
「好き」という言葉で
貴方を縛り付けなければ
別な恋のキッカケが
その間に見つかったかもしれない
コレほど今でも貴方を
苦しめずに済んだのかもしれない
子供のままじゃダメ
きっと貴方を不幸にしてしまうから
だから私は
貴方に返すね
そのかわり
ぜったいに幸せになって
誰よりも誰よりも
幸せになって
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現実(いま)を生きるのに
息苦しさを感じる
幸せなはずの
穏やかな日々に
希望を見いだせなくて
夢にも程遠くて
毎日毎日来る日も来る日も
懸命に生きてみても
生きてる実感が湧かなくて…
何のために現実社会に
存在してるんだろう、私は…
なんかもう疲れちゃった
そんな時にテレビで見たの
夢の世界のお話し
現実社会は
ロボットに任せて
自分たちは夢の世界で
生きるんだって
自分の好きな夢の中で
楽しみや幸せだけを見て生きられるんだって
そんな世界が存在したら
どんなに魅力的だろうって思った
私だったら
大好きな人の
お嫁さんになって
毎日過ごす夢
幸せに笑い合ってる夢が見たいかな…
夢を見続けること
夢の住人になるということは
永遠に眠り続けること
それは生きているという事になるのか
疑問ではあったけれど
それでも好きな貴方と
夢の中だけでも結ばれる事が出来るのなら
それでもイイって思った
現実を食べ尽くしてくれる獏が
どこかに居ないかな
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どんなに欲しても
どんなに叫んでも
どんなに必要でも
どんなに求めても
叶わないことが
この世の中にはある
だからこそ後悔なんてしたくなかった
何もしなかったことの後悔より
何かしてしまったことの後悔の方が
遙かに多かった気がするよ
もっと早く貴方の存在に気付いていれば…
貴方の言葉に心の声に
耳を傾けていれば
私は憎しみと悲しみに
駆られて感情のままに
ヒドいことを書くことも無かったかもしれない
一番大好きな人を
一番大切な人を
傷つけてしまうのは
何よりも心が痛い
それなのに
衝動に駆られた心は
コントロールを失う
そのあとで深く溜息をつく
あのときの言いようのない虚しさは一体
何なのだろう…
本意ではない言葉が
悲しい響きが
口をついて溢れ出る
求めていない結果なのにどうして…
なんで酷い言葉ではなく
「好き」という大切な言葉が言えない?
何で空しい言葉ではなく
「本当は一緒に居たかった」って素直な気持ちを伝えられない?
今日、大切なあの人に貰ったモノを返した
会わずに郵便で…
口では「吹っ切りたい」「けじめを付けるため」と言いながら
自分にむりやり納得させる
「これでよかったんだ」と
…大嘘つきの卑怯者
本当は空しい女の
「未練」だろう?
いまさら
拒絶されるのが怖いのか?
「さよなら」と
ただ一言で別れを受け入れられるのが怖いのか?
「さようなら」という
言葉の刃を突きつけたあの日
私はまだ、この言葉の痛さと怖さを知らなかった
本当は彼に
「忘れ去られたくない」のが本音だろ?
「どんなに欲しても
どんなに叫んでも
どんなに必要でも
どんなに求めても
叶わないことが
この世の中にはある」と言い聞かして
やせ我慢
私は未練がましい
大嘘つきの卑怯者
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振り切っても
振り切っても
貴方に背を向けても
また優しく甘く
手を差し出されると
私はその手をとってしまう
戸惑いつつ
後ろめたさも感じながら…
夢にみた王子様
貴方は「夢の中の人でもいい」と
私をリードして
この夢のような人生のワルツを
一緒に踊ってくれる
踊り下手な
灰かぶり娘の
手を引きながら…
こうしていると
とても貴方を近くに
感じられる
本当は遠い存在だから
切なくて苦しいのに
恋に…恋の痛みに
涙がこぼれるの
この身が震えるの
現実で失った幸せを…
夢の中の貴方まで
失いたくない
失うのが怖いの
遠い存在の高貴な王子様が
灰かぶり娘の小さな願いなんて叶えてくれるのかしら……
そんなことを思いながら
貴方の中に夢をみる
「とにかく今はただ
貴方の音楽に…
貴方のリードに…
そして、貴方自身に
この身を委ねていたい」と
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貴方と私は
見えない壁隔て
遠く見つめている
とても近くにいるのに
2人は遠い
触れられそうで
手も届かない
実感のない恋
あの頃の二人は
現実離れしては
いたけれど
あんなにキラキラと
輝いていた
夢のような恋
甘くて温かくて
ホワホワしていて
心地良い
今の私に
貴方は見えない
現実味のない世界
なのにまるで
貴方は幻の恋人
夢なら覚めないで
夢の中の恋人のままで…
恋人のままでいさせて
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ビールの匂い
それは貴方の匂い
貴方と出会う前は
あの匂いが大嫌いだった
私はお酒が苦手だったし
人の酒臭さも苦手だった
でも貴方との時間を
過ごしてみて
全てが変わったの
貴方に後ろから
包まれたときに香る
ふわっとしたアルコールの匂い
ドキドキと凄い安心感
貴方は警戒心の強い人だから
信頼できて安心できて
楽しく美味しく飲める人の前でしか
お酒を口にしなかった
だから私の前で
ビールのビンや缶を
何本も空けてるのを見たとき
心を許してくれているんだなって
すごく嬉しかった
ある日、貴方は
私の前でお酒を
口にしなくなった
あの日からだ…
二人の関係も
おかしくなったのは
友情とか愛情とかじゃない
信頼と絆に亀裂が入ったんだ
「信頼とかどうでもいい」タイプで「人を信じない」貴方が
私を信じてくれたこと
この想いを 気持ちを
大切にしたかったよ
今までごめんね
そして、少しの間だけでも
私を信じてくれたこと
ずっと忘れないよ
一生信じて…
何があっても
貴方にとって
疑念でしかない私でも
ずっと信じて…
なんて乱暴なことは
言わないから
少しのあいだ
一瞬のことだったとしても
貴方は私を信じてくれた
その事実だけで充分
その信頼と絆は
一瞬のことだったとしても
その出来事は私にとって
一生の宝物
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産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
人を信じたいのに
信じられなくて
大人たちに頼っても
無駄だと諦めていた
そんな冷めた心に
優しい暖かさをくれた
貴方は良い人
とても良い人
産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
周りに愛嬌を振りまいて
良い子のフリをしながら
愛情なんてくだらないと
心底思ってた
そんな心ない私に
日だまりの笑顔をくれた
貴方との日々の中で
自分が少しずつ
変わりつつあることを
実感していたよ
貴方には人を
変えられるだけの
優しさがある
ちょっとしたすれ違い
ボタンの掛け違いの様な
ほんの些細な出来事だった
頑固で疑り深くって臆病で
愛されることの
温かさを知ると
そのぶん失うのが
怖くなる
臆病だから
失う前に壊してしまう
似たもの同士の
二人だったね
近づきすぎて
傷つきすぎて
信じ合えない
優しさや誠意だと
分かっていても
今なら
穏やかな気持ちで
言えるよ
「ありがとう」って
だからお願い
「いつ死んだっていいんだ。オマケの人生だから」
なんて言わないで
貴方には
悲しんでくれる人が居る
貴方の存在を
大切に思う人が居るのだから
産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
今思えば貴方との
どんな出来事も
大切な大切な
私だけの宝物でした
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今までありがとう
貴方とやり取りが出来て
幸せでした
安心してください
貴方にとっての悪夢も
もう終わるわ
貴方は自由よ
誰にも縛ることなんて
ほんとうは出来ないから
今までありがとう
とても幸せでした
貴方との時間は
とても満ち足りていて
どんな困難も貴方となら
乗り越えていけそうな
そんな不可能も可能に
変えられそうな気がしたよ
でもその分
貴方を苦しめていたんだね
ずっと縛り付けて
ごめんなさい
貴方はもう自由よ
今までありがとう
さようなら