詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
ずるいよ
貴方は ずるい
心を決めて
「サヨナラ」を告げたのに
もう貴方を振り回さないと
決めたのに・・・
愛していたなんて
言わないで
決心した想いが
揺らいでしまうから・・・
本気で好きになった人だから
もう辛い思いをしてほしくない
幸せになってほしい
貴方には選択できる自由があると
私は思ったんだよ
それとも本当に
私が愛した人は幻だったの?
私は一体、誰に恋をしていたのだろう・・・
この一生に一度の
特別な恋が幻ならば
何もかもが意味のないもの
意味がないものになってしまう・・・
私はそう思いたくない
これは特別で
今でも心に尾を引く恋だから
決して風化しないよ
貴方との日々 愛した記憶は
笑い合ったことも
涙したあの場面も
傷つけあった言葉や想いも
私をちゃんと見てくれて
凍った心を貴方は
溶かしてくれました
こんな人は
貴方が初めてでした
だからこそ
貴方の幸せを願って
別れを切り出したの
なのに・・・
ずるいよ
いっそのこと
「裏切り者」「大嫌い」
「二度と顔も見たくない」
と拒絶された方が
心苦しまずに諦められたのに
そして貴方が私の信用を
勝ち得なかったワケでは有りません
私が貴方の信用を
勝ち得なかったのです
ごめんなさい
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ふと空を見上げる
痛いくらいの日差しが
なにかを告げる
「今日も空は青いな・・・
どこまでも どこまでも」
こんな夏の
熱風のような恋でした
暑くて熱くて バテて果てて
終わりは果てしなく遠い・・・
そんな夏の恋でした
ふわり頬に感じる
それは貴方を奪った
爽やかな風でした
「今日も空は青いな・・・
貴方は今どうしているのでしょう」
夏の終わりの
寂しさの残る恋でした
幸せの手触りが
今ではとても懐かしくて
そんな夏の恋でした
足早に通り過ぎていく秋風に
「あの人が幸せならそれでいい」と
思えるような
素敵な夏でした
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今までありがとう
貴方とやり取りが出来て
幸せでした
安心してください
貴方にとっての悪夢も
もう終わるわ
貴方は自由よ
誰にも縛ることなんて
ほんとうは出来ないから
今までありがとう
とても幸せでした
貴方との時間は
とても満ち足りていて
どんな困難も貴方となら
乗り越えていけそうな
そんな不可能も可能に
変えられそうな気がしたよ
でもその分
貴方を苦しめていたんだね
ずっと縛り付けて
ごめんなさい
貴方はもう自由よ
今までありがとう
さようなら
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産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
人を信じたいのに
信じられなくて
大人たちに頼っても
無駄だと諦めていた
そんな冷めた心に
優しい暖かさをくれた
貴方は良い人
とても良い人
産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
周りに愛嬌を振りまいて
良い子のフリをしながら
愛情なんてくだらないと
心底思ってた
そんな心ない私に
日だまりの笑顔をくれた
貴方との日々の中で
自分が少しずつ
変わりつつあることを
実感していたよ
貴方には人を
変えられるだけの
優しさがある
ちょっとしたすれ違い
ボタンの掛け違いの様な
ほんの些細な出来事だった
頑固で疑り深くって臆病で
愛されることの
温かさを知ると
そのぶん失うのが
怖くなる
臆病だから
失う前に壊してしまう
似たもの同士の
二人だったね
近づきすぎて
傷つきすぎて
信じ合えない
優しさや誠意だと
分かっていても
今なら
穏やかな気持ちで
言えるよ
「ありがとう」って
だからお願い
「いつ死んだっていいんだ。オマケの人生だから」
なんて言わないで
貴方には
悲しんでくれる人が居る
貴方の存在を
大切に思う人が居るのだから
産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
今思えば貴方との
どんな出来事も
大切な大切な
私だけの宝物でした
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ビールの匂い
それは貴方の匂い
貴方と出会う前は
あの匂いが大嫌いだった
私はお酒が苦手だったし
人の酒臭さも苦手だった
でも貴方との時間を
過ごしてみて
全てが変わったの
貴方に後ろから
包まれたときに香る
ふわっとしたアルコールの匂い
ドキドキと凄い安心感
貴方は警戒心の強い人だから
信頼できて安心できて
楽しく美味しく飲める人の前でしか
お酒を口にしなかった
だから私の前で
ビールのビンや缶を
何本も空けてるのを見たとき
心を許してくれているんだなって
すごく嬉しかった
ある日、貴方は
私の前でお酒を
口にしなくなった
あの日からだ…
二人の関係も
おかしくなったのは
友情とか愛情とかじゃない
信頼と絆に亀裂が入ったんだ
「信頼とかどうでもいい」タイプで「人を信じない」貴方が
私を信じてくれたこと
この想いを 気持ちを
大切にしたかったよ
今までごめんね
そして、少しの間だけでも
私を信じてくれたこと
ずっと忘れないよ
一生信じて…
何があっても
貴方にとって
疑念でしかない私でも
ずっと信じて…
なんて乱暴なことは
言わないから
少しのあいだ
一瞬のことだったとしても
貴方は私を信じてくれた
その事実だけで充分
その信頼と絆は
一瞬のことだったとしても
その出来事は私にとって
一生の宝物
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貴方と私は
見えない壁隔て
遠く見つめている
とても近くにいるのに
2人は遠い
触れられそうで
手も届かない
実感のない恋
あの頃の二人は
現実離れしては
いたけれど
あんなにキラキラと
輝いていた
夢のような恋
甘くて温かくて
ホワホワしていて
心地良い
今の私に
貴方は見えない
現実味のない世界
なのにまるで
貴方は幻の恋人
夢なら覚めないで
夢の中の恋人のままで…
恋人のままでいさせて
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振り切っても
振り切っても
貴方に背を向けても
また優しく甘く
手を差し出されると
私はその手をとってしまう
戸惑いつつ
後ろめたさも感じながら…
夢にみた王子様
貴方は「夢の中の人でもいい」と
私をリードして
この夢のような人生のワルツを
一緒に踊ってくれる
踊り下手な
灰かぶり娘の
手を引きながら…
こうしていると
とても貴方を近くに
感じられる
本当は遠い存在だから
切なくて苦しいのに
恋に…恋の痛みに
涙がこぼれるの
この身が震えるの
現実で失った幸せを…
夢の中の貴方まで
失いたくない
失うのが怖いの
遠い存在の高貴な王子様が
灰かぶり娘の小さな願いなんて叶えてくれるのかしら……
そんなことを思いながら
貴方の中に夢をみる
「とにかく今はただ
貴方の音楽に…
貴方のリードに…
そして、貴方自身に
この身を委ねていたい」と
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どんなに欲しても
どんなに叫んでも
どんなに必要でも
どんなに求めても
叶わないことが
この世の中にはある
だからこそ後悔なんてしたくなかった
何もしなかったことの後悔より
何かしてしまったことの後悔の方が
遙かに多かった気がするよ
もっと早く貴方の存在に気付いていれば…
貴方の言葉に心の声に
耳を傾けていれば
私は憎しみと悲しみに
駆られて感情のままに
ヒドいことを書くことも無かったかもしれない
一番大好きな人を
一番大切な人を
傷つけてしまうのは
何よりも心が痛い
それなのに
衝動に駆られた心は
コントロールを失う
そのあとで深く溜息をつく
あのときの言いようのない虚しさは一体
何なのだろう…
本意ではない言葉が
悲しい響きが
口をついて溢れ出る
求めていない結果なのにどうして…
なんで酷い言葉ではなく
「好き」という大切な言葉が言えない?
何で空しい言葉ではなく
「本当は一緒に居たかった」って素直な気持ちを伝えられない?
今日、大切なあの人に貰ったモノを返した
会わずに郵便で…
口では「吹っ切りたい」「けじめを付けるため」と言いながら
自分にむりやり納得させる
「これでよかったんだ」と
…大嘘つきの卑怯者
本当は空しい女の
「未練」だろう?
いまさら
拒絶されるのが怖いのか?
「さよなら」と
ただ一言で別れを受け入れられるのが怖いのか?
「さようなら」という
言葉の刃を突きつけたあの日
私はまだ、この言葉の痛さと怖さを知らなかった
本当は彼に
「忘れ去られたくない」のが本音だろ?
「どんなに欲しても
どんなに叫んでも
どんなに必要でも
どんなに求めても
叶わないことが
この世の中にはある」と言い聞かして
やせ我慢
私は未練がましい
大嘘つきの卑怯者
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現実(いま)を生きるのに
息苦しさを感じる
幸せなはずの
穏やかな日々に
希望を見いだせなくて
夢にも程遠くて
毎日毎日来る日も来る日も
懸命に生きてみても
生きてる実感が湧かなくて…
何のために現実社会に
存在してるんだろう、私は…
なんかもう疲れちゃった
そんな時にテレビで見たの
夢の世界のお話し
現実社会は
ロボットに任せて
自分たちは夢の世界で
生きるんだって
自分の好きな夢の中で
楽しみや幸せだけを見て生きられるんだって
そんな世界が存在したら
どんなに魅力的だろうって思った
私だったら
大好きな人の
お嫁さんになって
毎日過ごす夢
幸せに笑い合ってる夢が見たいかな…
夢を見続けること
夢の住人になるということは
永遠に眠り続けること
それは生きているという事になるのか
疑問ではあったけれど
それでも好きな貴方と
夢の中だけでも結ばれる事が出来るのなら
それでもイイって思った
現実を食べ尽くしてくれる獏が
どこかに居ないかな
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貴方から貰ったプレゼント
元には戻らない思い出に
嘆いてみたり
憎んでみたり
貴方のことを
存在しない人…
夢の中の人だと
思おうとしても
偽りきれない
2人を繋ぐ唯一のプレゼント
或る友人は
「貰えるモノは貰っとけ」
或る知人は
「未練がましく持ってないで、とっとと売っちゃいな」と言う
分かってるんだ
これを持ってる限り
私は前には進めないこと
それにこれは
元はといえば貴方の
商売道具
そんな大事なものを
私にはとても売ることなんて出来ないよ
だから貴方に…
貴方に返すね
今までゴメンナサイ
好きすぎるあまりに
「大好き」っていう言葉で
貴方を縛ってた
貴方の幸せを
願ってた筈なのに…
素直じゃなくて
ジャレるように
甘えてきて
危なっかしくて
私だけに見せる
お行儀の悪さも
幼い仕草も
全てが愛おしくて
「子供みたいな愛くるしい貴方…私が貴方を守ってあげなきゃ!
沢山、甘えさせてあげたいな」って思ってた
でも子供だったのは
私の方だね
貴方の理解者にも
貴方の全てを受け入れる事も…
大きな愛情で包み込めるママのような存在さえにもなれなかった
なのに私の我が儘で
貴方を縛った
何で愛する人を苦しめるの?
何で大好きな人を傷つける?
何度も何度も
自問自答を繰り返した
出した答えが
「これ以上、貴方を追ってはいけない」
私の恋心は
未熟すぎたんだ
「好き」という言葉で
貴方を縛り付けなければ
別な恋のキッカケが
その間に見つかったかもしれない
コレほど今でも貴方を
苦しめずに済んだのかもしれない
子供のままじゃダメ
きっと貴方を不幸にしてしまうから
だから私は
貴方に返すね
そのかわり
ぜったいに幸せになって
誰よりも誰よりも
幸せになって