詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
独りで見上げる桜
今宵はまさに見頃
夜風に吹かれ舞う花びら
私の中で本当は
答えはでているはず
この恋に実りはないと…
あれは禁断の恋
実ってはいけない
遂げてはいけない想い
道を見誤った私は
桜のように咲き誇り
見事に儚く散っていった
アナタを支えられるだけで…
近くで見ていられるだけで…
それだけ
たったそれだけの望み
密かな幸せ
今では、それこそが
贅沢な望みだったと知る
独り見上げる春の宵
宵の桜 杯にひとひら
はらはらはら
はらはらはら
夢いずこ
儚く散る桜の侘びしさよ
ちるちるちる
ちるちるちる
夢いずこ
儚く舞う恋の寂しさよ
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
白い花が咲いている
白い花が咲いている
夕日に照らされ
真っ赤に染まる
悲しく 悲しく染まる
諦めたはず
諦めたはずなのに
いっそ忘れてしまいたい
鬱金香の白さのように
白い花が咲いている
白い花が咲いている
風に吹かれて
静かに揺れる
虚しく 虚しく揺れる
忘れたはず
忘れたはずなのに
いっそ諦めてしまいたい
鬱金香の儚さのように
白い花が咲いていた
白い花が咲いていた
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
大人になりきれない恋心
胸のトキメキに心躍る
カッコいい笑顔も
大人な仕草も
素直じゃなくて
意地悪なのに
とっても優しくて
眩しすぎて遠く感じます
私は
恋もダメ
仕事もダメ
そのうえ鈍くさくって…
ダメダメだから
ダメダメなりに
頑張ります
イイ女なんて
夢のまた夢で
幼い恋心に
振り回されっぱなしで普通が出来なくて
何でも失敗しちゃって
愛されることも
愛することも
上手くいかなくて…
恋って何なんでしょうか?
普通ってなんなんだろう…
私も大人になったら
バリバリ仕事して
たまに友達と
飲みに行っては
愚痴ったり恋バナしたり
気になる人が出来て
ドキドキしてトキメいて
普通に恋に落ちたり…
充実した毎日を
送れると思ってた
皆が普通にしている事が
私もしてみたいって
思ったけれど
どうしても上手く
出来なくて…
そのうち失敗するのが怖くて
恋にも臆病になって…
こんな鈍くさい私を
好きになってくれる人なんて居るのかな?
そんなことを考えたら
無性に虚しくて切なくて
泣くのはやりきれないから
ハハハ…って独りで
寂しく笑ってみた
だからこの歳になっても
少女マンガのような展開に
胸キュンしちゃって
キャッキャ騒いで…
幼すぎるよ
大人な女になんて
到底なれそうになくて
周りにとって普通な事が
私にとっては
背伸びするような事で
普通ってとても難しいんだね
愛に飢えてるんです
きっと私
何も出来ないから
ダメダメな自分に
いちばん私がガッカリしてて…
それでもダメなりに
鈍くさくっても
愛を探してます
少女マンガな恋心から
卒業するために
いっぱいいっぱい
もがいて…
幼い恋から大人の恋へ
好きな人を想いながら
精一杯 背伸びするの
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
すき
きらい
すき
きらい……
ドキドキしながら
マーガレットと
睨めっこ
ソワソワしたり
ワクワクしたり
喜んだり落ち込んだり心の色は季節のように
巡りめぐっていくの
アナタはすき?
それともきらい?
そんなことを考えてたら
とても胸が苦しくて
切なくなったの
今でもトキメいてしまうよ
憧れと尊敬と
この春風のような
甘い想いに
アナタも夢に
酔いたいんでしょ?
私もまた夢に
戻りたい
暖かい 日だまりのような夢に
今度こそ
ドキドキしながら
マーガレットと睨めっこ
すき
きらい
すき
きらい
すき…
アナタはすき?
私はやっぱりすき
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
私の大好きな人は
天使で悪魔でした
それでもどちらでも
良かったの
アナタが天使でも
アナタが悪魔でも
一緒にいられるのなら
どっちでも良かったのに…
私の大好きな人は
天使で悪魔でした
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
私の好きな場所
それはスポットライトの当たる舞台の上
足を踏み入れると
まるで別世界の非日常
たくさんの拍手と
たくさんの人の真剣な顔
重いシーンとした空気が緊張の瞬間
私の好きな風景
それは舞台上からみた広い広い客席
そこからみる景色は 格別で特別で異空間
真っ暗闇の中に
キラキラ輝くお星様
あんなに美しい空間は
他では見られない
私の好きな時間
それは演奏家同士の
熱い熱い駆け引き
歌い手は一心不乱に畳みかけ
ピアノは熱く盛り上げる
白熱した音楽内での対決
2人で一つの音楽を
創り上げるのに
互いに対抗して
感情もろとも高め合う音楽の闘い
私の好きな瞬間
ステージも客席も空間から空気まで総てが一体化する奇跡
あの瞬間が快感で
訓練が辛くても続けてしまう
お客さんの笑顔
お客さんの涙
感動をも通り越し
何かに取り憑かれたように人の心を惹きつけられたら
それは芸術家としての
一番の幸せ
感動を起こすことは
非常に難しい
それを越すことは
もはや奇跡
だからこそ
そんな瞬間と
遭遇したくなる
今日もそんな瞬間を
夢見て歌い続ける
大好きなステージに
大好きな仲間たちと
立ち続ける
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
本当にアナタ…なの?
試しという
つもりはないけれど
お誕生日お祝いを
出さなければ
アナタだという確信が
持てなかった
だって私
一回相手を間違えたんだもん
もしアナタが本当に
ココにいるのなら…
今までごめんね
傍にいたのに
気づけなくて…
何となく「そうかな?」と
思ったこともあったんだよ?
砂糖菓子…とか
リトマス試験紙…とか
平常運転…とか
アナタは喧嘩をしてる時から
何かしら私に
気づかせようと
仄めかす言葉が
多かったから…
でももう勘違いを
したくない
勘違いで続けると
相手の心を本当に
傷つけてしまうから
慎重になってしまう
でももし本当に
アナタなのなら
伝えたいこともある
手は伸ばしたいよ
でもその手を
掴んでもらえるのか
握り返してくれるのか
すごく不安なの
もしこの手を
振り払われたら
拒絶されたらって思うと
やっぱり怖い
だったら片想いのままでも
いいかなって思ってしまう
ビビりで自信がない
私だから
前の時のように
私が逃げかけた時に
「逃げるな」と
力強く手腕を掴む
そんなちょっとした
強引さくらいが
丁度良いのかもしれない
もし本当にこの手を
掴んでくれるのなら
私には恋の主導権を
握れるだけの力も
能力もないから
アナタにリードしてもらいたいな
私なんかより
経験豊富なアナタに
先行してもらいたい
私じゃまだまだ
心が子供すぎるから
アナタの心はいつだって
私が抱きしめるよ
あとココ以外では
私は予防線を張る
だってアナタ側の
他の人の目だってあるでしょ?
あの人たちには
知られたくないの
このアナタとの時間を
壊されたくないから
アナタだけに
伝えたいから
私が素直になるのは
ここだけ
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昨日のレッスン
先生に言われた
「素直だねぇ」
私が素直?
思いも寄らない言葉に
クスっと笑った
というより
嬉しかった
素直が苦手な私が
素直に見えることが
あるんだなって…
そして、次の言葉…
「何色にも染まれそうだ」
私はカメレオンか!?
音楽してる時だけですよ
私が何色にも染まれるのは…
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
今日はアナタの誕生日
去年は祝えなかった
今年は傍にいられない
それでも今日は
特別で大切な日だから
「生まれてきてくれて有り難う」
「生きていてくれて
有り難う」
私はアナタが幸せで
居られることを…
アナタにとって
癒やしの居場所が
見つかることを
心から願ってるから
離れていても
見守ってる
アナタが嫌でなければ
遠くても寄り添うから
アナタらしく生きて…
お誕生日おめでとう
アナタにとって
素敵な一年となりますように…
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貴方は誰?
本当に私の知ってる
貴方なの?
私は貴方と
手紙のやり取りを
していくうちに
私の知ってる貴方とは関係なく
詩の中の貴方に
恋をしてしまった
だからそのまま
夢を見続けていたいっていう
身勝手な私の欲が
出かかった
けれど貴方が
嫉妬するほどに
殺意を覚えるほどに
愛している人は
私じゃないの
私は貴方にとっての
大切な想い人ではないから
だからそれに
気付いた時
貴方からの手紙を
受け取ってはいけないような気がした
貴方が強く
想いを馳せる人
その人の代わりになんて
絶対になり得ないから
だから今、真剣に
貴方にそう伝えてる
今までのこの手紙たちが
きっかけでこの関係が成功した時
貴方が勝利を手にした時
それと同時に貴方は
絶望を味わうような
気がして…
今までの貴方の手紙を
知ってるからこそ
そんな絶望なんて
手に入れてほしくない
貴方にとって
キツい現実に
なるかもしれないけれど
私は貴方に年賀状を
出していないわ
そもそも年賀状自体を
書いていない
貴方は誰?
本当に私の知ってる
貴方なの?
そして私は誰?
本当に貴方は
私を知っているの?
私の大好きだった人も「探索」好きで
報復云々をよく
考える人だった
だから私の想い人と
貴方の性格が似すぎていて
他人とも思えない
私のことを本当に
知っていて
報復なしといっているなら
これほどまでに
嬉しいことはないし
貴方の手を取りたい
でももし貴方にとっての
心から愛する人が
私でなかった時の事を考えると…
貴方が傷つくことになる
それを分かっていて
貴方の手を取っていいものか
私は貴方と
手紙のやり取りを
していくうちに
詩の中の貴方に
恋をしてしまった
夢が醒めるリスクありの夢の中で愛し合う覚悟が貴方には有りますか?