詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
ごめんね……
ごめんなさい
いくら泣き叫んでも
もう届かない
本当は裏切りたくなんてなかった
初めてだったの
「この人の心は何が何でも守りたい 自分が盾になってでも」って思えた人は
貴方の楽しい冗談も
悪ふざけも ほのぼのした時間も 喧嘩も
すれ違いの時も
どれをとっても
本気だったよ
きっと手を抜こうと思えば 覚悟を決めて向き合わなくたって
何となくでやっていけてしまうことも分かってた
でも貴方とだけは…
それだけは嫌だった
そんな嘘偽りな時間も記憶も 貴方にとって それは何にもならなくて「あぁ、またか…」と落胆させることだと思ったから
確かに全てを知ってた結果もどうなるかなんて分かりきってた
確かにそうだよ
でもね、騙したんじゃない
全てを知っても
近い未来の結果が出ていたとしても
それでも傍にいたかった
ただそれだけ
貴方はいつも見ていたはずだよ?
私が泣くのも
寂しそうな姿も
嫉妬に狂った姿も
そして感情を失っていく私を…
なんでこんなことが
起こったと思う?
自分が自分で分からなくなるほどに「大好き」だったからだよ?
貴方がもう限界なのなら いつでも引こうと思ってた
その日がくるまで
「いけるところまで 貴方と共に苦しもう」って…
これも結局
今思えば私の単なる
ワガママだね
そして貴方に歌で伝えてた
「いつかある日 私が貴方を愛さなくなるなどと思わないで下さい愛しい瞳よ 冗談にもあなたを裏切りはしない」と。
「約束」は忘れては
いなかったよ
いつも本気だった…