詩人:#聖 | [投票][編集] |
痛くても苦しくても
笑って飲み込まなくては
吐いてしまえば
この身も廃棄されるだろう
笑顔だけの人なといない
ならば
人の形をした私、ひとつでも
ずっと笑っていなければ
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幸せがこんなにも溢れているから
幸せだって思おうか
花火もイルミーネーションも
ひとりだって綺麗さ
悲しくなるくらいに
悲しくなるくらいに
綺麗さ
華やかなネオン
全部本物さ
ああ
こんなにも
こんなにも
幸せが溢れている
溺れてもいいと思うほどに
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夜中の車の寝袋
ひとりぼっちで
言葉を歌う
光を
愛情を
友情を
幸せを
全てが本当になるように
歌う、歌う、歌う、
苦しみがなくなるように
歌う、歌う、歌う、
ひとつ幸せを見つけられるように
ひとつ苦しみを無くすことができるように
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この我慢がついに暴走して
この身を中から食い破り
出てきた醜い魔物も僕だとして
貴方は絶対に愛さないだろう
わかっているからこそ
肌は割れそうなほど白く
眼はその眼のみをみつめ
手は貴方のみを求め
口は常に肯定を囁く
そうして作った僕を
誰もがお前だという
僕の中に住む魔物が
いつ喉を食い破るのかと
いつこの身を壊すのかと
いつその身を壊すのかと
怖くて
怖くて
怖くて
月明かり
一筋の下
ひとりで耐えている
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昔買ったアナログのテレビが
ザーザーと雑音をたてている
もう使えないんだっけ
まだ使えるつもりでいたんだけどな
全ての言葉は
この身を突き刺すために
ほら
血だよ
涙なんかじゃねえぞ
甘えてるのさ
だから甘えるんじゃねえよ
俺の世界では
俺だけが正気なんだろう?
ほら
俺だけが
俺だけが
ああ
こんなにも
雑音が
うるさ
い
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今度お前に会うことがあれば
その顔を泥沼に沈めてやりたい
その顔の汚れを拭っても
何度でも沈めてやりたい
自分の罪を忘れた時間
その何倍も
ぶくぶくと
溺れてなよ
それで満足するだろうと
問いかけてる今ですら
何故か泣いてる