静かな水面が映す 揺れる襲い来る孤独にただ怯え輝く星々の欠片にただ戸惑う消え果てそうなその涙紡がない 紡げない儚い言の葉は桜の下へたくさんの悲しみとささやかな称えせめて美しくあなたへ忘れられない記憶が囁くそれでもあなたは遠いまま消え果てそうなその吐息消えない 消せない香る言の葉は水面の上へちらつく悲しみと包む慈しみせめて落ちることなくあなたへ秘密のような刹那にただ独つ消え果てる前にあなたへ
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