欺瞞や嘘を覚えることで大人になれると聞いてまた一つズル賢くなってもそれを決してすることがない何時までも少年の君は誰かの尺度に惑わされることなく自らの道を進んでいつか下らない大人たちを笑いながら自殺する。記憶と繋らない知識では君は汚れた空気を吸い続けられない嘘吐きは敵を避けることができて、自分を騙せる人間は前へ進める。研ぎ澄ました鉄に体の熱は奪われる経験して、嘘を、自己欺瞞を、歩いて蹴躓く事を。立ち上がる事を。
[前頁] [あういあの部屋] [次頁]