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橙丸の部屋


[8] 桜迷路
詩人:橙丸 [投票][編集]

舞って
舞って
花びらが


ふと携帯からこぼれ落ちた
君の言葉の雫が
俺の耳朶を熱く湿らす

久し振りに話した君は
いかにも元気そうで
いかにも楽しそうだったのに
最後の最後でくじけてしまったね


それでも俺は
気付かぬフリをして


俺と君は
別々の場所で
別々の想いで
別々の時を過ごす
交わることのない糸を
どこまでも紡いで


待って
待って
あぁ
時が見える

2006/01/23 (Mon)

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