詩人:大蛇 | [投票][編集] |
息しずらいのは
一緒だ。
そう 言った 君。
あたしは苦笑う。
口に溜まった
鉄の味。
君は美に 執着。
あたしは 無重力。
絞めていいよ
ひたすらにもがいた。
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転げ回った
カラダを 何とかして
痛みが強く襲う
この私をどうしていいか
分からなくなった。
不安一杯に
焦ってばかりで
どうしてそこまで
急がなきゃならないか
そんな事まで考えだす
朝にならないで
会いたくないのよ
酷く腫れ上がった私に。
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辛く 苦しく
歩いて来た 。
あたしは成長できず
まだ此処に居る。
いつまで このままで
居るつもり?
光はいくらでも
手に握っているハズ
なのに。
取り出せずに居るの。
まだ 臆病でね
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前戯もせず
避妊さえしない
交わす言葉も
無ければ、キスさえ
なかった。
涙を堪えるのも
傷んだ髪が邪魔しただけ
愛してなんかない
愛してなんかないよ
別れの言葉を交わした
訳じゃないのに
抱き締められた
貴方の腕の感触から
もう 会えない気がした。
想いすら告げず
貴方の嫌いな煙草で
私自身隠したの。
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寝かしつけて
悲しい程に。
繋いでおいて
逃げられないよう。
苦しみを
抑えつけたのは
私自身。
ねえ 空は
晴れ渡って綺麗なのに。
どうして
こんなに
苦しいんだろう
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淫らな吐息
響く喘ぎ声
隣に居るあの子は
とても
とても
愛されていた。
その光景を
黙って私は
見送っていただけ。
耳を塞ぐ事も
目を反らす事もせず
ただ眺めていただけ。
腕には無数の痕
薬くさい部屋で
異常な愛をただ見送ってただけ