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大蛇の部屋  〜 投稿順表示 〜


[177] RAIN
詩人:大蛇 [投票][編集]

寂しがりの私は、
素直に
寂しいと口にできず。

ただ、小さな手で
必死に掴んで
離さなかった
貴方の服を。

抱き締められて
折れそうになった背中。
あまりにも貧弱で
私はすごく弱い。

ただ やがて来る
独りの不安を 予想せず

眠りについた私を
思い出せば

あまりにも寂しいこと。

2007/02/06 (Tue)

[178] 何が優しさか
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ただ痛みを
感じるだけじゃ

大人になれないと

そう教えてくれた
貴方は、

私に大きな傷を
つけました。

何かに入るように
違和感さえもなく
ただ、傍に居た
貴方は 泣き詰まった私を
叱りながら 優しさを
くれました。

休んで 考えろ

そう。辛いなぁ

貴方を悪役に仕立て上げた
のに、責める事もせず。

自分の事だけ考えるのは
良くないと。

そう言った貴方を 愛してく

2007/02/08 (Thu)

[179] わがまま
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少し歪んだ視界。

またね

そんな言葉。

もう 会わす事はないだろう

酷く乱れた自分

こんなちっぽけな私 。

剥がさないで

まだ子供で居たいのさ

2007/02/14 (Wed)

[180] 無題
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描き方を忘れた

この震える手

夢なんてあの頃は

いくらでも描けたのにね

2007/02/25 (Sun)

[181] 冷蔵庫
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過去を思い出しては

苦笑い

きっと辛いことすら

笑えて話す日が

くるんだろう。

今はそっと 閉まっておくから

早く 食べてね 腐らないうちに

2007/03/07 (Wed)

[182] 無題
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聞きたくないと
耳を塞ぎ、

触らないでと
遮断したのは、

紛れもなく
私自身で。


光さえ見失った
あの時

振り返れば
微笑ましく。


その繰り返しばかり。

懐かしむ
きっと何か変われただろう

2007/05/28 (Mon)

[183] ベッド
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そんなキツク
抱き締めないで

折れてしまいそう

そんな綺麗に
ほほえまないで

知ってるのよ

終われば

背を向けることくらい

2007/07/13 (Fri)

[184] 突く
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あたしが目を覚ましても
何も言わなかったでしょう

あたしに向けた
傷だらけの広い背中。

それに 背中を
合わせた。

本当に愛してるのは
貴方じゃないからね、

だからさ、今からでも
もう一回抱かせてくれない?


今度はあたしから

2007/07/14 (Sat)

[185] 叶ったら
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気付いた時には遅く

時間など関係
ないものだ。

もう一度
抱き締めることは
難しく

心から笑顔を
向けるのは

ないかもしれない

愛してる

もう一度
この乾いた唇が
言えるのなら

二度と
離すことなど

ないのだろうに

2007/07/17 (Tue)

[186] FUCK ME
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息が出来なくなるまで
長く もう少し 頂戴。

感情だけでいいよ。

爪を立てるから。

そう いつだって
生々しくイケるわ。


2007/07/24 (Tue)
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