詩人:あおいろ | [投票][得票][編集] |
細い裏路地を早足で歩く
街灯は無いけれど
月に照らされたこの道は明るく感じるよ
「君はもう待っているのかなぁ?」
「今日は何を話そうかなぁ?」
なんて考えてたら自然と笑みがこぼれてくる
いつもの公園に着くと
君はもう待っていて
遅れた僕に冗談っぽく怒る君が
とても可愛く見えたんだ
月灯りの下
僕らはベンチに座ってキスをした
少し照れる君と
照れ隠しにふざける僕
とても幸せに感じていたんだ
お願いです、月よ
僕らをずっと照らしてくれないか
あなたが照らしてくれるなら
僕らはずっとこうしていられる気がするんだ
僕の願いを聞いてくれたのか
月は僕らを優しく見守っていた