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あおいろの部屋


[4] 月に願いをU
詩人:あおいろ [投票][編集]

暗い裏路地をゆっくりと歩く

今日君が何を話すかを
僕はもう知っていて

足がすごく重たく感じて

ホントは行きたくなくて

そう思いながらも
ゆっくりと一歩ずつ歩いて行った

いつもの公園に着くと
君は俯いて待っていて

震えながら話す君が
とても悲しそうに見えたんだ

月灯りの下
僕らは別々の道を歩き出した

去っていく君を
ただ見ている事しか出来ない僕

後悔が押し寄せて来たんだ

お願いです、月よ
僕を照らしてくれないか

僕は道に迷ってしまったから
僕の進むべき道を照らして欲しいんだ

僕の願いから逃げるように
月は厚い雲に隠れていった

2008/03/05 (Wed)

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