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振り掛けるのはミルクだけじゃねえ。
奮い立たせるのはペニスだけじゃねえ。
サイケデリックな勇気。
つまらねえ雑音は消去して、俄然触発される、このビタースウィートな躍動に。
尻込みしていた現実を打破して。
冷徹な内省は根こそぎ嘘っぱちを覆す。
寄せ集めの知識。
借り物の思想。
自分だと思い込んだんじゃ、本物とは程遠い。
百年先など知らない。
この一瞬一秒を生きるだけ。
頭の中に虫がいるんだ。
皆そいつを「殺せ殺せ」と言うんだ。
確かにこいつは煩いし醜い。
だがしかし、いつしか俺はそいつに愛着を覚えた。
脳という籠の中の世界を、我がもの顔して勝ち誇ったように飛び回っている。
仮想永遠、自称真実。
強弁するのを聞けば聞くほど憐れで。
そいつはまるで支配者かのように振る舞う。
時々邪魔になるが、害虫として駆除する寸前、なぜか手が止まる。
もしもそいつを殺したら、どれほど強く生きられるだろう。
それこそ一瞬一秒を。
虫よ。
あらゆる負の感情を一身に抱いて。
虫よ。
空なんてないのに闇を飛んで。
虫よ。
愛に寄生し、夢に繁殖し、幸福を食らう。
虫よ。
俺は弱いまま不器用に生きるだけ。
この百年間お前を連れて。
飢餓と焦燥。
日常に没する意識。
腐乱する視界。
乱反射する光。
この目に世界は眩しすぎる。
鎧も盾もなく、傷と膿と痣ばかり。
心の下に痛みを隠し、拠り所となる孤独にしがみ付く。
ある日虫は死んでしまった。
可哀相に。最期は笑って。
俺はお前にキスをした。
忌み嫌われても懸命に生きたお前を。
そんな生き方しか、知らなかった。できなかった。
お前の逝き先は天国か?はたまた地獄か?
お前の好きな花ってなんだったっけ?
殺風景な墓で供養する。
虫よ。
お前がいなくなったら平和は実現すると人は言う。
本当か嘘かは知らない。
お前を憎悪とか欲望とか異物だとか呼ぶ奴もいる。
俺はそれを信じない。
お前は一度も優しくしてくれなかったな。
虫よ。
俺は人が恐い。
俺には時々、人が虫に見えるんだ。
一度も泣かなかった、お前は強く生きたよ。
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好きな人ができたなら、まずはその人の欠点や暗部を見ることです。
盲目になりがちな恋に浮かれて、長所や好きな部分ばかりが見えても、時を経れば見えてくるのは、嫌な部分ばかり。
次第に慣れ、新鮮味を失くし、倦怠すら押し寄せ、揺らぐ恋心。
第一印象だけで決めたつもりになっても、やがて必ず訪れる波乱。言うなれば試練。
確かな愛があるのなら、どんな困難にも折れず、乗り越えていけるでしょう。
しかし、表面だけで選りすぐりした場合。簡単に破局はやって来る。
その人の全人格を引き受け、絶対的に肯定する覚悟はあるか?
淋しさの埋め合わせや、欲望の対象や、アクセサリーとしてではなく、関係を掘り下げ、深めて温めてゆくことができるか?
傷、闇、弱さ、汚れ、秘密、劣等感など負担となる感情を共有できるか?
長期的なスパンで成長し合えるか?
馴れ合いや寄り合いではなく、シビアでありつつフラットに活かし合えるか?
一人では埋め難い穴や隙間を補完し合えるか?
永遠のパートナーシップ、それは二人三脚。
歩調や歩幅を合わせながら、互いに協力を惜しまず、助け合いながらも間違いを正す潔さを持つ。
宗教的な信仰にも似た絆を結ぶ。
非難の槍が降ろうが、中傷の石つぶてが投げ付けられようが、矢面となって身を呈する。
甘っちょろい満足は若気の至りで済ましておけ。
いいか。自己を犠牲にできる意志や、見返りを求めない無私の域に至ってこそ、愛だ。
距離や時間など二次的なもんだ。
心から繋がっている同士なら、そんなもの関係ない。
高次の状態にでもなれば、いつどこでいかなる場面であろうと揺らぐことはない精神を保てる。
小便臭いくそガキの恋愛論など、焼却炉で焼き払え。
エゴイズムとフェアネスの見事な共存。
冒涜できぬ不可侵の領域。
それは美しい姿だ。
辛酸舐め尽くし、酸も甘いも知り尽くした魂。
それは高潔な姿だ。
愛という高みは、底深き闇の彼方。
孤独を超えた孤独の淵。
追い込みながら余裕の境地。
激しく燃え盛る炎ではなく、静かで穏やかな灯。
ただ守り抜くために捧ぐ命。
地獄まで手を添えていけるなら、天国を羨望したりしないだろう。
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完全に不意打ち。茨が体に巻かれ絡み付いて、ヘロイン患者のような妄想に陥る。がなるだけが怒りじゃない。冷徹なまでに清透な意識がオーガナイズするアフター・ザ・セックスのような快楽ペットの檻へご招待。
ジワジワと押し寄せる。じっくりと那ぶられるように得体の知れないグレイトフル・デッド。生気を吸い取るかのようなヴァンパイア・キッス。多めに見積もって三十円の下賤で破廉恥な世界。言い方考えないと嫌われちゃうよ?もはや意味を凌駕している。
喘息ですか?ええそうなんです。この時期は痰の切れが悪くて。それは困りましたな。ええとっても。健康は有害ですな。それはなぜでしょう。単なる僻みです。そうですか。よくあることです。虚弱体質って言うんですか?俗には。僕は何人いてどれが本当なんでしょうか?どれも本当でどれも嘘。簡潔な理論ですな。御見逸れしました。いやいや恐縮です。話が飛びましたね。それも乙でしょう。喘息が治りました。わお!
旨い血を探してシルクロードを行くのさ。ラクダのしのし。陽に意気揚揚。砂漠の乾いた風は完全に異国情緒。勿体ないから涙を水筒の中に入れてみた。塩辛くて余計に喉が渇く。まあいい。明日は明日の風が吹く。今いい事言った。誰も聞いてないや。ああ夕日きれい。黄砂に足跡が消されてく。
ぷぷぷ。おいそんな目で笑うなよ。独り言が多過ぎ。悪いかよ年頃なんだ。そんなまとめ方はないだろ。あるね大いにある。つうかキモイぜあんた。あんたもな。
この丘は優雅。蝶と花も。私のように美しい。自惚れに沈みましょうよ。その方がきっといい!白馬の王子様がこっちに来るわ。待っていたのこの時を。
あはは。いひひ。うふふ。えへへ。おほほ。
どれが最も上品な笑い方か十秒以内に原稿用紙三百枚で回答せよ。先生できました。どれどれ。オーマイガッ!君はうちの寺小屋からツチノコ大学に編入した方がいい。わかりました。明日からそうします。近所なので。
お前もお前もお前も。全員どっかに失せな。ゆっくり考えられない。晩飯は何にするか?まあ気にすんな。気にするよ。さよなら21世紀。まだ早いだろそれ。それではさよならまたいつか。もういいよお前さ。
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里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里黒里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里里
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雨、上がったね。みんな傘をたたんでく。
日、伸びたね。こんな時間でもまだ明るい。
涙が明日を洗ってくれる。愛という洗剤でバシャバシャしよう。
恐くないよ。さあ行こう。
未来に続く扉をノックノック。
葉こすれの音。
穏やかな陽光。
生きててよかったね。
こんな日には鼻歌を。
笑うことができるから。
散歩がてらの柴犬にも愛想良く。
それでも少し淋しいのは、君からのメールが来ないから。
何度もセンターに問い合わせてみても“着信なし”。
知らない町で君は、仕事に忙しいみたい。
呑気で気楽な僕とは違って、君はとても真面目な人だから。
肩凝りは治ったかな。
悲しい夢は見てないかな。
朝ご飯ちゃんと採ってるかな。
枕は濡れていないかい。
心配で心配で君のこと。
遠い同じ空の下で、元気でいますか?
美しい世界が、何気ない足元に転がってるんだろう。
気付いてあげないと拗ねてしまうから、いつでも僕は小さな感動を忘れない。
ありふれた奇跡が、君と引き寄せ合ったり、離れてしまったり。
ことごとく色んな表情を見せるんだ。
もう随分開いてない。黒い表紙の日記帳。
B5版横罫の35行40枚のノートには、僕の想いがぎっしり詰まってるんだ。
あんなにも近くに、君がありふれていた日々の息遣いが密やかに聞こえてきて、胸が締めつけられるよ。
淡い水彩画みたいに鮮明だった記憶。
いつしか薄まり色褪せてしまうのかな。
そんな日が来るのが少し恐い。
初めて憶えた星座。
君の好きだったオリオン座は、うんと過去からの光を今夜も見せてくれる。
会いたくなるんだ。
思い出してしまって。
一晩中二人で夜空を眺めていたあの日。
次の日二人して風邪をひいた出来事。
会いたくなるんだ。
あの声と体温と仕草が愛しくて。たまらなくて。
まだ別れたわけでもないのに、悪い方に悪い方に考えてしまう。
雨、上がったね。
日、伸びたね。
君にメールしようかな。
返事はいつになるかわからない。
明日をノック。
君の心をノック。
恐くないよ。さあ行こう。
笑顔が今日を磨いてくれる。
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この楽園、最初の涙それは海。悲しみは真珠。
優しさは波。
溶け合う大きな愛。
美しいシンフォニー。
体中が歌い出す。
ランランラン。
圧倒的な自然の摂理の前に。
全身で歓喜の合唱。
神々は希望の小箱を、森の奥地に隠して。
高き山から見渡せる、絶景に溜息。
ランランラン。
子供達はプリズム。
争いのないユートピア。
上下強弱、隔たりのない豊かな世界。
大好きな人がそこにいて。
安らぎに憩う小鳥は青空に巣立つ。
なんて麗しき日々。
貴女の瞳の眩しさに、言葉は要らぬ。
朝昼晩。
芳ばしいパンの匂いに目覚め。
昼下がりのハーブティーで午後の息抜き。
庭の仔犬は走り回り、タンポポとじゃれ合う。
夕暮れになると貴女はブランコに座り、恋の唄を口ずさむ。
懐かしい絵本なんかを捲りながら、夜にはディナー。
一日の疲れを癒すように、温かなミルクを。
ゆったりとお風呂を。
春には桃色の花びらを掌に乗せ。
夏には浜辺で潮風と追い駆けっこ。
秋にはドングリと枯葉を集めて並べて。
冬には雪原で転んだ貴女に手を差し出す。
そして今、季節は黒く―。
ランランラン。
なんて幸せな毎日が僕らの横をすり抜けて。
ランランラン。
いつのまにやら取り残されていたんだ。
ランランラン。
期待していた通りにはいかないばかりで。
ランランラン。
もうこの声は貴女には届かない。
世界は遣る瀬なく。
僕は笑うことを忘れた。
リアルが全てを壊したんだ。
いけないのは誰とかじゃなく、きっと少しずつ変わっていった。
優しい貴女の笑顔。
まだ全然抱き足りなかった。
前略サッチモ様。
あなたが歌うワンダフルワールド。
鈍感な僕には聴こえません。
イマジンも、アメイジンググレイスも、愛の讃歌も、聴こえません。
雨にも風にも負けた僕。
腰にぶら下げた思い出が、明確に僕を参らせる。人はそうやって、美しいものを風化させてしまうんだろう。
ランランラン。
ハーモニーは今となり苦しいよ。
ランランラン。
冷めたく小さくなっちゃったね。
ランラン。
ランランラン。
貴女の写真も手紙も全部焼いたよ。
ランランラン。
この歌はなんでだろう。耳から離れないんだ。
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音を詩の中に封印したいと思った。
奏でられし脳内ビート。強靱なリズム。
昂揚感を煽り、それでいて祈りと鎮魂とを併せ持つ、類い稀なるメロディ。
楽器なら文字の一つ一つ。
贋物に囲まれた生活で、真実を鳴らしてみせる。
笑う笑う笑う、心は踊る。
回る回る回る、ワルツは緩やかに。
あらゆるメーンストリートに君臨して、街をジャックせよ。
帝王にK.O。
最高のパーティー。
インディーズからメジャーへの下克上。
奪うぜチャンピオンベルト。
此処はアンダーグラウンドリング。
単純明快能力主義の修羅場。
ジャッジメントは拍手と歓声。
破壊と再生を繰り返す我が情動の旋律。
慈悲と憐れみ。
憎悪と残酷さ。
真逆の要素を含んだ奇跡のブラックシュガーセックスマジック。
心から心。
伝わってやがて天の高みまで。
ロマネスク。
やわな奴は怪我するぜ。
ファンタジア。
諸刃の剣さ気を付けな。
音を詩に。
音を詩に。
愚直なまでに封印する職人を目指して。
俺ら流行にゃ流されず信じる音を鳴らすんだ。
ノーファイト、ノースマイル。
ノーチャレンジ、ノーリターン。
戦わぬ奴は笑えない。
挑戦無くして報酬なし。
そのぐらいは知っときな。
貫け。
アクティブにしてアグレッシブな無二のスタイル。
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詩は刹那。
悲しみは永遠。
詩は刹那。
悲しみは永遠。
ただ生まれてきた悲しみにむせび泣き。
ただ生きているおかしみにすすり泣く。
卑しさと賤しさに、癒しを貪るいやらしさ。
都合良くドロドロの感情から目を逸らし、楽な方へ逃げたがる卑怯さ。
満足と愛撫。
商売と欺瞞。
貴女が笑ってくれて、貴女が抱き締めた後に、残るのは寂しさと虚しさだけ。
満ち潮から引き潮へ―。
傷だらけで悩みに溢れた心と体。
時代は閉塞し、キレイゴトに隠された、己の汚さ。
疑うことだけ学んだこの十数年。
亡者の列。
物質と精神。
文明は人間を獣にする。
この手にある未来の暗澹たる退廃に、刹那を詩うしかなくなるのさ。
肥大化するエゴイズム。
我が身の可愛さに、無害で当たり障りないものだけ、愛と呼ぶ。
嫌悪感、嫌悪感、嫌悪感。
軽蔑と嘔吐と拒絶。
厚みも深みも重みも寛さもない言葉の羅列!人格の露呈!
研磨と修練が人を大きくする。
困難の中でこそ魂は育つ。
栄養分のない土壌では、ひ弱な花しか咲かないさ。
余力を残して死ぬなんて出来ないさ!
無力だか全力で生きるだけ!
無秩序の中心で反旗を翻すクーデター。
誰か一人でも救えるようにとデモンストレーション。
泣いて笑って全存在を賭する我がジハード。
黒く輝く。
あれは俺の星。
誰にも見えない一等星。
詩は永遠に。
枯れずに咲く花のように。
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混沌の不動心を体現する原初の色。
ネガティブとポジティブのメトロノームを激しく反復する魅惑の色。
素敵な色。
ジュラ紀から白亜紀。
欲望の眠らない生命体が、蠢く呪咀に駆られて、アウストラロピテクスの誕生の日まで超未来の野望に炎上す。
沈むような夕日を遮る黒雲を突き破り、高く舞え、忌み嫌われたヤタガラス。
テクノポリスを跋扈する、人畜無害の有罪者が咆孔す。
意味と無意味がオーバーラップし、叩き出す超絶世界新記録はギネス級。
ひび割れたビー玉宇宙の住民は、みんなスリッパ履きしている。
一青窈という字が、最初読めなかった。
思いもよらず現生掴まされたら、冷や水浴びて走り出せ。
残酷な音色のマンダリンで、祝祭しよう。
愛なんて時代錯誤の虚栄さ。
おねえさん。
今夜一晩中、タンポポ畑の見える都会のビル群で、喘ぎ声を聞かせてよ。
俺には羽がある。
君にも花がある。
間違っても俺はうんこじゃねえ。
おててのぬくもりプリーズ。
おはだのうるおいプリーズ。
プリーズ!
吐き出した言葉の原型に、脈略を探さないで欲しい。
ただそのまま。
素敵な色。
故に黒に執着する。