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地獄椅子の部屋


[26] 永遠なる黒イズム
詩人:地獄椅子 [投票][編集]

詩は刹那。
悲しみは永遠。

詩は刹那。
悲しみは永遠。


ただ生まれてきた悲しみにむせび泣き。
ただ生きているおかしみにすすり泣く。

卑しさと賤しさに、癒しを貪るいやらしさ。

都合良くドロドロの感情から目を逸らし、楽な方へ逃げたがる卑怯さ。


満足と愛撫。
商売と欺瞞。


貴女が笑ってくれて、貴女が抱き締めた後に、残るのは寂しさと虚しさだけ。
満ち潮から引き潮へ―。
傷だらけで悩みに溢れた心と体。

時代は閉塞し、キレイゴトに隠された、己の汚さ。
疑うことだけ学んだこの十数年。
亡者の列。
物質と精神。
文明は人間を獣にする。


この手にある未来の暗澹たる退廃に、刹那を詩うしかなくなるのさ。

肥大化するエゴイズム。
我が身の可愛さに、無害で当たり障りないものだけ、愛と呼ぶ。


嫌悪感、嫌悪感、嫌悪感。
軽蔑と嘔吐と拒絶。

厚みも深みも重みも寛さもない言葉の羅列!人格の露呈!


研磨と修練が人を大きくする。
困難の中でこそ魂は育つ。
栄養分のない土壌では、ひ弱な花しか咲かないさ。
余力を残して死ぬなんて出来ないさ!
無力だか全力で生きるだけ!
無秩序の中心で反旗を翻すクーデター。
誰か一人でも救えるようにとデモンストレーション。
泣いて笑って全存在を賭する我がジハード。


黒く輝く。
あれは俺の星。
誰にも見えない一等星。


詩は永遠に。
枯れずに咲く花のように。

2006/01/14 (Sat)

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