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Aの部屋


[23] C, lazy for ...?
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赤茶けた壁の真ん中に
真っ暗な空が浮かぶ朝

おはようの替わりには
謝罪の言葉を繰り返す



盲目の気概を形どって
ネガ色の記憶を千切る

最早フォルダは空です


絶望ではない
期待に近い
眠気なのか
慕情なのか

塩素の匂い
抜けるような痛み、
片側に

ドップラー効果
ドップラー効果、

遠くなり近くなる
近づいて遠ざかる
迷子の感情


テーブルの上の冷たい
紙切れだけが真事で

声が欲しいと叫んでも
満たしているはずの温
もりに勝てるものなど
ないと言われれば

ああそうなのかな。
と思って仕舞うのが
愛しさの欺瞞であると
いうこと。


2007/12/26 (Wed)

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