詩人:tyuuya | [投票][編集] |
肌を透き通るような季節は過ぎ
日の出と共に
桜の花びら踏み歩き
瓦の隙間に流れゆく新緑
風は少し落ち着き
ベンチに背もたれ
首を反す
大地はかすれ、乾燥しているも、それとは逆にお前は泣いていた
私の腕に蝶が止まり、アクビと背伸びをした後に
蝶は蜜を求め、飛び去っていく
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部屋で一人灯りを暗く
読書は決まって中原中也
彼に悶絶させられ
決まり文句は
好きだった
今は初春を迎え
桜に清風を待つ人
雀が斜め垂直に飛び
鳴きの霧吹きに俺は耳を塞いでいた
ニーチェの「神は死んだ」に
酔狂し
だが所詮勘違いなのであろう
暗き霧が地面に眠り
空が大きく深呼吸する度に
白い絹糸が精製されていく
排尿を繰り返し、根っこに消化されていき
古汚い排便を吐き続けていく
そうして根っこに消化されていき
人間の改ざんで
美徳を語っていく
あー、俺は勘違いし続けていた
言葉は道具ではなく
アヘンであり、そうして俺はすがっていくしかないのだと
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俺はこれまで生きることにいささか倦怠なる足をひいていた。
溝には川が流れず、窓枠に吸い付く水滴ばかりがそれを埋める。
親はどうする。先日、生まれたいがために、産まれてきた。そんな名言が無断に造られていたのをテレビでみた。
高校時代の頃が嫌に想起させられ、ある若いが知恵に自己を伸ばしてきた教師が俺をあざけわらっていたことであった。
何でも俺の文法に稚拙が交えたらしく、それをネタにクラスに公言し、女子の笑いの的となっていた。
その過去に俺は真の詩人で潰し、頭から分離させてしまった。
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個人主義と個人問題
つまり、これはどういった人間が乗り越えていけよう。常識を近年嫌う傾向が強い。
今日はここまでにしよう。何せ俺は無頓なる自己に脅え、惰眠にかりとられていくものであるから
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素晴らしき高貴聡明な紳士。自殺を真摯にかつ客観的に判断なさった貴方に心からお詫びと感謝を致したい。私は此処で詩を綴ることが好きだ。此処の人間には何度も笑わせてもらい、此処に遺書まで遺すという傑作までもあるものだから、最早狂人と変人と失敗作だらけの人間が集っている。かくいう私もまともであるはずがない。
安心したまえ。そのところは経ち語るとしよう。
ところで私は誰と話しているのか?
決まっている。ショーペンハウアー大閣下だ。
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ペンを持つ手から血が滲出た。
つまり、僕は詩が書けない
ところがそんな問題は取るに足らないことで、詩は計算されたものではないのだから。
赤き泥さらに指先に溶ける腐敗の果実
社会の荒が削れあう中、一畳分のスペースに転がり込む
音楽は俺に吐気を催し、隣家の窓から机が見え、俺は石油を喉に含んでいた。
一体幸福は天使が運んでこようか。
修正も手につけることのない文に、俺は詩の世界だけにルールなんざ無いと思っている。
産まれゆくことは幸福か。厭世者は首を横に振ったまま、力無き息を使い、お前に罵声を投げ掛けた
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干潮のおかげで雑魚は皆、虚ろな目で太陽の光に吸い寄せられ、人も又残り60年足らずの歳月を持ち、地に足つかなくなってしまうとは、これまた腹を掲げて笑ってしまう。ゲーテのファウストにもそれぐらいの年月がかかったらしいが、俺は厭世者であるから、そんなこと知ったことではない。
質量保存は遺伝を表し、太陽はいつまでも笑うことは無いであろう。
不条理。あの裁判にムルソーは冷静を保たせてみせた。彼と俺とに何の差異があろうものか。
俺は額に汗をかき続け、地に塩が拡がっていく。それまさしく血潮がふさしかろう。
神父のキリスト論は彼の前で砕け散り、彼の涙というものは血潮に過ぎぬ。
太陽の周りを地球が回り回り、私の結論はムルソーの殺人前の描写が大好きであった。
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俺のそもそもの原因はこうして翼が折れたことにあった。
そろいもそろって聖者の行進。
心臓を撃ち抜いた弾
俺はその犠牲者であった。
俺はこうして背を見つめ続け、一体俺の居場所はどこにあろう。そればかりを欲っしていた。
このサイトにもそれがなく、だが、俺はこうしてサインを灯す。
金を捨てた、金は漁師に生け捕られ、俺の心臓の穴は惰性だけを吸い込んでいく。
見ろよ。あいつは浮浪者だ。あそこの岸の石であててしまおう。
死ねよ死ねよ。氾濫されゆくこの言葉だけが、お前らと渡り逢えるだけであり、俺の存在はアンチ!
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知ったこと。愛を俺は本心で人間への罪を深い水面下へ垂らすことを
文体を基礎文体を俺はいつまでも固執しよう
愛も義務で、一言で小鳥が枝葉に腰を降ろし、春風が吹き癒すことを俺は了承しよう。だが、キリストを語る貴方達は、彼をどう誂えようか。
友は女を重宝しようと、そして俺も重い首を無理に下に振り落とした。
だがそれでも消えぬ傷、潰えぬ業の焔
基礎はチラりと風に変わり、あー、雨は梅雨頃。
船は心中者を探すための、沖に蛍線灯を照らしわたる
愛を私は甘く隠蔽しつづけ、罰という鞭打ち刑の雨脚が窓枠を割れるほど叩きゆく。
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以前友人から本に関する話しを聞いた。
「俺にとって本は、分かりやすい内容のものでなければ読まない。」
め、ではない。そりゃ、人間は常に完璧であるはずがない。
こういった失言も俺にとって、了承済みである。
学校へ必ず赴く所といえば、西校舎を入ったすぐ左の部屋、その付近には我ら秘密基地と幼稚めいた三畳程度の喫煙所である。
あの忌々しい過去がまざまざと煮えかえってくる。
文法に異変はないか、理解はあるかと私の心は具毒な彼に締め付けられてしまう。
どうせなら、社会に通用した宝石が欲しい。
そのために私は運命をあえて選択と題し、鞄の中身に様々な参考書を必ず閉まっておくことにした。
知恵の女神ミネルブァに(智恵だったかな)産まれ始めからネタの起因にされていたのかもしれない。
もう何かもがわからない。責めて俺にだって、領分してくれるだけの田んぼをくれたってよかろうに。
疲れたため、ここまでにしよう