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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜生け垣で包囲網をつくる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜色を解放できない。ここは無色透明ではない物質を用いた檻
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜力なき、か細き声が部屋をハウリングさせ、それは糸をつたうような華奢な体をしたあの娘であった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜否定しようにも何に首を横にふるべきか
その答えはどこを探そうと見られず、もしかしたらどこか置き忘れたかわからない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜寒い、今日は陽射しがかんかされるはずが、玄関のドアを閉めずにはいられなかった。
両方の靴には軽い微熱をもっていた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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お前の眼をえぐってみせよう
世界は銀河に比べ狭いはずが、私はその球を理解するにも到らない
お前の眼もまた同じことで、世界には透明の膜が敷いてある。
お前の眼はいわば、そこいらに飛んでいる蝿に過ぎず、世界のメやらはお前を一捻りで踏み潰してしまおう
今日眼をえぐってみせよう。俺の苦痛はお前一人が担い、こうして真理の一滴はお前の喉へと流れていけるのだ。
俺はそれを見、お前が死にゆく日。
俺の眼は果たしてどこまで生きながえられようか。
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愛。恋。この見分けは、コーヒー豆の違い、草花の違いを照らし合わせることよりも困難であり、また物理的に結論を下すことができないかは、誰もが知っていることであろう。
少年法を廃止するか否かの討論が繰り返されていたとある番組。国民に対しては賛成派が大多数であった。その中でも今の子供はという意見も根強いまでの主張となってしまったが、犯罪をグラフ化してしまえば、実際は減少の糸を辿っているらしい。しかし、私はそれよりも親ということを考えていかなければならない気が沸かずにはいられなくなっていた。
そもそも愛というよりも、性欲に近くはないか。いつかの偉人も種の保存を訴えていた。私はこれに多いに賛成であり、これ以上の深き罪はないと感じずにはいられないのだが、皆さんはどうであろう。
そして、このルールから疎外されるもの達は、愛を軽んじるものの代わりに罰を受けているのではなかろうか。
私は愛を敢えて軽んじていることにしている。私自身、愛を知ることのない罪人であり、愛を一種の病や自然災害と判断しているからだ。
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国境と国境を堺にした処
高校時代。秋葉原にハマってしまっていた過去の自分は、そこに空想の池に洗練された鏡のように清楚な女が映し出されていた。
月が紅いというのにも、そこにいるだけで空気が入ってくる気がしていた。
我が憎き故郷と大気汚染がその町の象徴とを結ぶとある大きな橋を見る度に、僕の興奮はいよいよ高ぶらずにはいられなかった。
今、第二の故郷というべき処。
私はこの景色が二度と両親から奪われることの決して無いように、そして人々から刈られないために、私の景色は一節に、いつまでも私の胸へしまっておくとしよう。
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透き通った時分は潰え、海は飛躍し、そこに栄養を供給する空の細やかな流砂
風は幾分冬眠し、夏草達は残りの青春を謳歌していた。
人は皆叩く扉が猛獣の雄叫びと重ね、それぞれが背を向けあい、鐘の合図と共に鉄橋を駆け抜けていく。
私は一人、燃え尽きた煤へと寝そべり、静かに彼の匂いをかいでいた。
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(^-^)
愛想笑いだ?くだらねえ。俺は愛想笑い程素晴らしい顔はないとおもうね。
腐った生卵を落として破っちまったくそまじめなてめえの顔なんかよりよっぽどマシなんだよね。
えっ!友人!?
出会い!?
あ〜、ムシズガハシル
お前ら皆クタバレ
お前らがいるから、お前らの愛は腐った果実なんだよ
自殺を否定する前に、自分の愛を否定しな!
(^-^)のまま
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私この頃毎朝勃起をすることが無くなってきました。性欲はあるはずが、大切な朝日みに浴びながら人間の自然現象にあらがって生きてきたみたいなのです。
ごめんなさい。としか言えないは。さっさとこの身がモルヒネと共に破滅していければいいのに。
そしてあんたたちは喉からそして腹の底からせいぜい嘔吐して、もがき苦しみながらシンデイケバいいのよ
おほほほほ。うふふふふ。
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今俺は友に「死ね」と送ってやった。当然絵文字なんかはつけなくて、だがこれも冗談に近い。同時にリアルが眼前に持ってこられるのだから、何とも不思議なバランスであろう。
俺にとって友なんざそんなものにしか過ぎやしない。
本を読んでいた方が心なしか友という言葉が強いられてくる。
友友
愛愛
白状すると、こいつらは俺にとって敵でしかない
そして何もかもまた然りに
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普段の俺には女性と話すことなんてできるはずもなく、酒の力でどんな人間に対しても腹を破って話すことができるのだから、ずいぶんと皮肉なものだ。
女ホシィ〜。友はナンパに失敗し、俺らは何が何だかサッパリであったあの日、特に酷く酔っていた俺は、ピンク色の看板の扉を開き、「いらっしゃいませ!」はっ、はっ、ただいま〜!ここは俺の天国だ!!
はっはっ!
モテナイ男!この指止まれ〜!
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橙灯が並木のように連なる通りを走り、そこから右にくだり右手のカビ臭いトンネルで乱交が始まっていた。苦痛も忘れさせるモルヒネを投与し、多くのジプシーをそこで手にとるように抱ける。
周りも灯りが消えかかった焔に連れられて、仲間が一人、また一人とだんだん増えてくる。
モルヒネで悲鳴を無くし、ジプシーを抱いて、アエギ声だけが倉の中を反射した
これほどの快楽はなかろう。これほどの美学はなかろう。